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転職と引越。この二つを組み合わせるときに知っておくべきことは?

転職して引っ越そうと思ったら…

環境を一度に変えるのはストレスフル。でも賃貸で部屋を借りて住んでいる場合、職場も家もリセットしたい!なんて思うこともありますよね。

先日たまたま、そんなお客様からご相談を受けました。「転職してから引っ越そうかな、と思うんですけど…」とのこと。転職先がどこになるかも決まっていないし、職場が遠ければ引っ越さなくちゃいけないかも。こんなとき、確認しておきたいことと知っておきたいこと、ご紹介します。

転職先に確認したいこと

①寮や社宅についての制度があるのかないのか。あるなら自分は該当するのか。

②家賃補助などは受けられるのか。

③転居を伴う異動がある場合の会社の補助は?

新しく入る会社について、最初に気になるのはやはりお給料などの待遇面や、社会保険などの内容でしょうか。一緒に、社宅制度の有無についても確認しておきましょう。

自費で引っ越さなくてはならない場合に知っておくべきこと

①賃貸借契約には「入居審査」がある。

聞いたことありますよね。特に最近は転職してすぐの人が大手の不動産流通会社でお部屋を借りようとすると「入居審査」に引っかかるケースが増えています。入居審査って端的にいえば「家賃を滞納せず払ってくれる人かどうか」を審査するのですが、結局のところ「収入に対する家賃比率」なんです。一般には家賃が収入の30%程度までであれば払えるだろう、という判断になるのですが、お勤め先の企業規模や勤続年数などもチェック対象になる不動産屋さんが多いと思います。

今回私がご相談を受けた方がまさにこのパターンで「大手から数人の零細企業(独立間もないベンチャー企業)への転職」だったため、大手の不動産屋さんで見つけたお部屋は入居を断られてしまいました。断られないまでも、「会社のハンコのある年収記載のある内定証明書」を出すように求められたり、場合によっては嫌な思いをすることも多いので、要注意なのです。

②入居審査の内容について営業マンに聞いても教えてくれないことが多い

そしてさらに困ったことに、今書いたような入居審査の内容について、担当営業マンは理解していなかったりして説明できないことも多いのです。審査の内容については、申込人に説明する必要はないとされているため、仮に断られた場合でも「なぜだめなのか」を教えてくれることはほとんどありません。

本当は「入居審査は家賃を払えるかを判断するために行っています」と説明し「だからお客様の見込み年収を客観的に証明できる書類のご提出をお願いすることがあります」と最初から言ってくれれば、お客様だって不安にならないと思うのですが、なかなかそうならない現状があります。

③だから、最初から小さい不動産屋さんでお部屋を探す

昔から地元で営業している小さい不動産屋さんでは、大手のように四角四面なことを言わず、「人柄」などで判断してくれるところもまだまだあります。転職後すぐに引っ越す場合は小さな不動産屋さんにあたってみるのも悪くありません。

④そもそも大手にいるうちに引っ越しておく

こんな選択肢もあります。例えば住みたい街が決まっている場合などは、先に引っ越しておいた方がお部屋の選択肢が広がるかもしれません。

転職と引越の意外な関係。ご参考になりましたでしょうか。