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転職活動がうまくいかない!どこに問題があるのかを冷静に分析しよう

頑張って転職活動をしているのに、届くのは不採用通知だけ……。こんな状況になると、もう手当たり次第中途採用に応募してしまえと自棄になる人がいます。しかし、下手な鉄砲も数撃てば当たる!とばかりに応募しまくった結果――。当たった獲物がブラック企業では目も当てられません。そうなる前に、まずは一度自分の転職活動について冷静に分析してみましょう。

面接にたどり着く前の書類選考で落ちてしまう

多少日本経済が上向いてきたように見えても、企業の求人にまでそれが即反映されるわけではありません。中途採用を募集すれば、応募が殺到する現状はまだ続いている、と見た方がよいでしょう。そのため、まずは書類選考で残らなければいけないわけです。毎回書類選考で落ちてしまう人は、履歴書や職務経歴書をもう一度しっかり見直してみましょう。

応募する先の会社や職種に適した内容の応募書類を作成していますか?もしも、どの会社に対してもすべて同じ履歴書と職務経歴書を送っているのだとしたら、採用への道はかなり遠いものになるでしょう。

その会社に入社して、その仕事に携わりたい!そういう熱意が感じられない応募書類は、採用担当者の印象には残らないものです。どこへ提出しても当たり障りのない内容で闇雲に応募するのは単なる時間の無駄でしかありません。きちんと応募先の研究をし、相手が求めるものを理解したうえで書類を作成するようにしましょう。

また、履歴書に貼り付けてある写真はきちんとしたものを選んでいますか?間に合わせで撮影したような写真を使っていると、相手には意外なほどわかってしまうものなのです。きちんとした履歴書写真を撮影するための経費は、将来への投資ですからケチってはいけません。

面接は受けているのになかなか採用されない

書類選考に通り、面接を受けるとかなり期待しますよね。それなのに『不採用』の通知がくると、ガックリきてしまうと思います。明らかに、「あそこでの受け答えには失敗したかな」と思うところがあったら、そのことは毎回必ず記録に残しておきましょう。そして、次の機会のための材料として、面接対策に役立てるべきです。

面接の受け答えではコレという失敗はなかったはずだ、と原因に思い当たらないこともあるでしょう。話しも弾み、自分なりには手ごたえを感じていたとすれば、その落ち込みはなおさらなのかもしれません。

あんなに和やかな雰囲気で面接官と話しができたのに、いったい自分の何がいけなかったのだろう?そんなふうに悩んでしまうこともあるでしょう。しかし、面接で話しが弾んだり、和やかに進むのはある意味当たり前なんです。なぜなら面接官はそういう雰囲気を上手に作れるスキルを持った人が多いのですから。

要は、上手に会話を盛り上げることで応募者の本音を引き出そうとしているわけですね。もちろん、緊張している応募者をリラックスさせてあげたいという気持ちも働いています。面接に問題はなくても落ちる時は落ちるのですから、気にしすぎる必要はありません。

行き詰ってしまったら強制的に気持ちを切り替えよう

何で落とされたのかわからない!と嘆くよりも、次に向けてブラッシュアップに励みましょう。興味のある仕事に関連する出版物を読むのもいいでしょう。普段はあまり縁のない経済紙に目を通すだけでも、思わぬヒントが見つかるかもしれません。

また、何をしたらいいのか迷う時は、見た目に変化を与えるだけでもいいのです。スーツ姿がよりすっきり見えるよう、思い切って髪型を変えてみる。リクルートに使っている革靴をいつもより丁寧に磨いてみる。爪が不衛生に見えないよう、ヤスリを使ってきれいに整えてみる。

とにかく、一つのことに捉われすぎることなく、強引にでも気持ちを切り替えましょう。面接に落ちたからといって、あなたの全てが否定されたわけではありません。会社が求めている人物像、経歴とたまたまあなたが一致しなかった、ただそれだけのことです。

そこにいつまでも捉われてクヨクヨしていても始まりませんし、案外そういう部分が透けて見えていたのかもしれません。気持ちのありようというものは、少なからず表情やしぐさに滲み出るものですから。

転職活動に疲弊しきっているのであれば、短い期間でもいいから、そこから完全に離れてリフレッシュするべきです。趣味でも実益でもかまいませんから、没頭できる何かがあるのなら期間限定で思いきり楽しんでしまいましょう。

しかし、性格的にそれが難しく、どうしても何か転職に関わることをしていなければ気が済まない人もいます。そんな人は、クヨクヨする暇があるのなら、面接対策セミナーでも探してさっさと受講しに行きましょう。