• RSS

実は印象を悪くする言い訳。気付かない間にしていませんか?

失敗した時、指摘された時についついしてしまう言い訳。客観的に事実を伝えているつもりでも、実はそれはただの言い訳だったりします。自分でも気づいていない言い訳に気づく癖をつけ、言い訳の無い信頼できるビジネスパーソンになりましょう。

こんな経験は有りませんか?客観的に伝えたつもりが、実は言い訳になってしまっていた事が。例えば、お客様とのアポイントの時間に遅刻しそうになっていて、事前に電話でその旨を連絡した時。

自分「○○時にお約束させて頂いている○○ですが。」

お客様「お世話になっております。どうされましたか?」

自分「大変申し訳ありません。御社までの道のりが渋滞していて、10分程遅れそうなんです。」

この場合、渋滞しているから遅刻するという論点になっていますが、本当は違いますよね。渋滞を事前に予想出来ていなかったために、出発時間を遅れた自分が遅刻の原因の筈なのに、渋滞を理由に言い訳をしています。

お客様からすれば、理由はどうでも良くて、約束の時間に来るかどうかが重要なのです。その為に時間を取って下さっている訳ですから。そういう観点で、相手目線で考えると発言も変わってくるはずです。

例えば、「すいません、渋滞を予測出来ずに出るのが遅かったようです。10分ほど遅刻します。」という様に、言い訳の無い言い方の方が相手にとっては好印象です。

他にもよくある言い訳が、営業マンが数字が足りなかった月の会議で。「数字を見込んでいたA顧客がロストとなったたために、数字が足りませんでした。」と言うような内容。一見すると、自分の非を認めて事実だけを述べたように見えますが、実は違いますよね。

A顧客がロストになった事と、数字が足りなかった事は別問題です。A顧客がロストになったのであれば、B顧客、C顧客で補填出来るようにしておくのが営業の役割です。あたかもA顧客のせいで有るようなこのパターンも一種の言い訳です。こういう時は、「A顧客の補填を準備出来ていなかった自分が原因。」ですよね。

事実をちゃんと見つめていると言い訳は防ぐ事が出来ます。言い訳を一切しない事を心がけて日々仕事をしていれば、仕事の質は必ず上がります。スピードも上がります。先ずは他人にでは無く、自分自身に言い訳をしない様に心がけてみてください。そうすれば、いかに日々自分が言い訳をしていて、それを他人に伝えてしまっているかが、とても良く分かるかと思います。

先ず自分を他人の様に俯瞰してみて、自分とのコミュニケーションを図り、見えてくる事を浮き彫りにしては如何でしょうか?言い訳を辞めた時に出てくる爽やかな印象が、きっと相手に伝わって、沢山のチャンスが訪れるはずですから。