転職を決意したその日から無駄なく事を進めるためにできる4つのこと
転職するぞ……!そう心に決めるまで、人はどれぐらいの時間を必要とするものなのでしょうか?思いついたら即実行!という猪突猛進型の人もいることでしょう。しかし、大方はなかなかそこまで潔くはいかないものです。
転職したい、でも上手くいくとは限らない。でも今の仕事をずっと続けていくことにも不安を感じる。思い切って踏み出してみようか…。そんなふうにぐるぐると思い悩んだとしても不思議ではありません。それだけ転職とは人生においての重大事、ターニングポイントになるからです。
しかし、いつまでもぐるぐる思い悩んでいただけでは何も変わらないのもまた事実。
考えに考えて決断したのなら、あとは無駄なく突き進んでいきましょう。では、出来るだけ時間を無駄にすることなく、スムーズに事を進めるためにはどうすればいいのでしょうか。
まずは具体的なタイムスケジュールをたてる
いい転職先があったら……。時間がある時にハローワークをのぞいてみて……。などと悠長にかまえているといつまでたっても具体的に計画は進みません。転職を決めたら、まずは具体的な活動計画を考えましょう。その際、転職活動をすると定めた期間を3つのタームに分けるとよいでしょう。
①ありとあらゆる就職媒体を使って転職情報を集める期間。
②応募先の業界や職種を絞り、自分の経歴と照らし合わせて応募先を決める期間。
③応募先の求人に的を絞った履歴書と職務経歴書を作成して応募する期間。
それぞれのタームは決めた内容に全力を注ぐわけです。ただ闇雲に転職活動をするより効率を考えた時間の使い方をすることで出来るだけタイムロスを防ぎましょう。
転職先の業界や職種を徹底的に検討する
こんな業界に行きたい。この会社に転職したい。こんな職種に就いてみたい。希望はいろいろあるかもしれませんが、より具体的な未来図を描きましょう。そして、自分の経歴やスキルに照らし合わせ、夢物語ではない現実味をそこに引き出していきます。
とりあえず数撃てば当たるだろうという感覚ではなく、きちんと調査したうえでどの方向を目指すか決めましょう。当然手間はかかりますが、ここをいい加減にすると転職してから後悔すること請け合いです。「この仕事をやってみたい」と「ここなら入れるかもしれない」のバランスをきちんととることを忘れてはいけません。
履歴書と職務経歴書はいっさい手を抜かずに作成する
自分の作った応募書類が希望する会社の条件に合っているのかをしっかり踏まえなければいけません。まずはそこをしっかりと吟味し、それから職務経歴書などを作成するようにしましょう。
同じ内容で何通も作成し、片っ端から送りつけるようなまねをしたところで次から次へと不採用通知が返ってくるだけです。時間を惜しんだことでかえって時間の無駄になることほどバカバカしいことはありません。
応募する先の会社が求める人物像とはどんなものなのか。求められている経歴、スキルとはどんなものなのか。自分は果たしてそこで力を発揮できる可能性があるのか。
そういうことをしっかりと考えたうえで、自分自身のどこをアピールすべきかを検討するようにしましょう。ここをしっかり考えておくと、書類選考を通過して面接に臨む時にも話しを膨らませやすくなるのです。
現職の退職は可能な限りスムーズに穏便に進めなければいけない
転職が成功するということは、すなわち現職の退職をするということ。いきなり「来月、辞めます」では社会人としての常識が問われてしまうことになりかねません。きちんと余裕をもったスケジュールで退職することができるよう、どのタイミングで切り出すかを予め算段しておきましょう。
引継ぎ期間のことや退職の挨拶などなど、退職に関わる手続きには意外に面倒なことが待ち受けています。辞めた後に「あいつは無責任だった」などと言われないよう、しっかり準備をしておきましょう。
世間は広いようで狭いもの。転職した後にどこで誰に会うかわかったものではないのですから。転職を成功させるということは、すなわち現職をスマートに退職することであると心得ておきましょう。