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面接官は応募者の家庭を見る?それで解ってしまうあなたの実態!

就職活動も後半戦終盤に入り、いよいよ面接が近づいてきました。面接の時にはどんな服装で臨んだらいいか、何を聞いたらいいか、どんな質問をされるのかなど、心配の種は尽きません。

しかし、心配する事はありません。面接官はどんな質問をしようとも、その質問の本意は「応募者のあなた本人の人間性と将来性を把握すること」にあるのです。あなたの人間性と将来性を把握するための代表的な質問について考えてみました。題して、「面接官は応募者の家庭を見る!最重要! 両親との大人の人間関係」がテーマです。    

私が所属するW大学OBの飲み会で交わされた会話の一部を、彼らの許可を得てテープ起こししました。読み苦しい個所がありますが、彼らの意図を正確に表現するためのものですので、それをご理解ください。中々、含蓄がある会話だと思います。

「ところで、応募者って自分をアピールするための“勉強”って言うか、訓練は積んでるでしょう?」

「何が言いたいの?」

「要するに、会社訪問にしても面接にしても“飾って来る”訳でしょう?」

「そうかも知れないな。でもそれがどうしたの?」

「俺の場合だけど、できるだけ応募者の家族に対する思いとかを聞きだすようにしてるよ。」

「うん、俺もそうしてる。」

「ま~、家族と仲が良くないってことは、社会性を疑うって事につながるからな。

「一番身近な人間を大切に出来ないようじゃ、社会に出てから問題だよ。」

「でも、それをどうやって聞き出すと言うか、見抜くのさ?」

「俺の場合、面接の時に、“今日持っている物でご家族からのプレゼントの品はありますか?”って聞くよ。」

「でも、面接には持っては来ないんじゃないの?」

「いやいや、そうでもないぜ。」

「“あいにく持参していません。”って言う場合には、“今までご家族からプレゼントされて一番嬉しかった品は何ですか?”って聞くよ。」

「なるほど、それで家族との愛情の度合いがある程度判る訳か?」

「その通り!」

「さっきの続きだけどさ。家族からのプレゼントって?」

「あ~、あれは言わば言葉のアヤだよ。」

「とにかく、家庭を大切にするって事は判るけど、それが企業とどう言う関係に・・?こりゃ愚問だったな。すまん。」

「俺は、家族は大切、しかし両親との大人の人間関係は最重要、って思ってるぜ。 そして、そう言う人間性を身に付けている応募者を見つけ出すのが、俺の仕事だと思ってる。」

「その、大人の人間関係って、要するに親離れした自我の確立した、そして家族を思いやる心根を持った連中って事だろ。

「そうだよ。」

「そうだよな。そう言う連中なら社会に出ても不祥事を起こす可能性は低いと思うよ。これも採用の裏規定の一つかな?」

「まーね。と言うより不文律かな?」

「確かに。だけど、上手くカモフラージュして入社した後に豹変するヤツもいるからな。」

「そりゃ、100人に1人くらいはいるだろうな。それを最小限に防ぐために俺達は給料をもらってるんだから。」

家庭崩壊が叫ばれている現在こそ、家族を大切にする事を家庭の指針として育てられた人材が求められています。