• RSS

時給換算するとキャバ嬢級の高収入が魅力な「家庭教師」のお仕事

18歳以上のお仕事で時給2000円を超えるものといえば、「水商売」か「家庭教師」がポピュラーなのではないでしょうか。

両者の共通する魅力として「短時間で高収入が期待できる」ことが挙げられるかもしれません。

たとえば深夜の時間帯にアルバイトをしたとしても、時給は1000円前後。午後10時以前のアルバイトで時給900円前後だとしたら、一時間で稼げる金額は単純計算して2倍以上になります。郊外にいけばいくほどアルバイトの時給は安くなるので、一時間で3倍程度になる地域もあるでしょう。

そんな高時給が魅力の家庭教師ですが「頭脳がなければお話にならない」イメージから、リストから除外している人もいるかもしれません。しかし「家庭教師」といっても実は様々な形態があり、想像より難しくないお仕事でもあるのです。今回は知っているようで知らない「家庭教師」という仕事にスポットを当ててみました。

家庭教師になるための資格って?

家庭教師の仕事って頭脳明晰で、一流大学に行くくらいの学力がなければなれないでしょう?と思っている人もいるかもしれません。しかし実際は必ずしもそうではないのです。むしろ在学、または卒業したのが4年制大学でなくても家庭教師として働くことができるところも。

働くことができる「ところ」と表現したのは、家庭教師のお仕事はだいたい「家庭教師センター」に登録して生徒を紹介してもらうからです。家庭教師センターが取り扱う生徒によりニーズも様々なのが実状です。「私立中学を受験したい」、「有名大学に進学したい」等、専門性の高い知識を要する生徒が多数在籍しているセンターの場合には、もちろんより高い知識が必要となります。

しかし「学力をある程度あげたい」、「勉強する習慣づけをさせたい」、「塾ではなかなか集中できない」など、学力を基礎から構築させたいと考えている派遣先の場合には、大学入試にパスするだけの学力があれば十分生徒を教えることができます。つまりセンターにより、必要な知識量の差があるというのが家庭教師の実状なのです。

家庭教師の報酬ってどれくらいなの?

家庭教師センターで生徒の紹介を受けると、早速生徒宅での授業となります。授業にはセンターが用意した教材を使用するのがほとんどのケースです。予習でどこにいポイントを置いて授業を進めていくか確認してから授業に臨みます。センターが販売するのは教材のみで、報酬は決められた額を直接手渡しで貰うところが多いかもしれません。

家庭教師の報酬は、専門性、学歴によって異なりますが、一般的な授業を行う場合には一時間2000円以上が相場のようです。さらに専門性が高い授業を行う場合には一時間5000円以上の報酬を手にすることも可能です。

大抵の生徒が一日2時間程度の授業を受けるので、一日に稼げる金額は4000円~10000円程度という計算になります。週に何日かの授業を行えば、それだけで他のバイトをコンスタントに行うのと同等程度稼げてしまうのです。

派遣先によっては報酬以外の心付けを頂ける場合もあります。とにかく自分の頑張りが直接反映される職種ですから、真剣に取り組める人にとってはやりがいのある仕事といえるでしょう。

そんなことでクレーム?家庭教師にありがちなトラブル

ただ、割のいい仕事と思い家庭教師を引き受けるとトラブルに巻き込まれることも。実際に家庭教師をやった経験のある人からは「派遣先の生徒や、家庭とうまくできないとツラい。」という声をよく聞きます。

家庭教師はマンツーマンで授業を行えばよいというものではありません。学習はもとより、やはり人間関係をうまく構築することで家庭との連携がうまくいったり、ひいては生徒自身の学習に対する意欲向上につながったりするものです。

しかし派遣先がみな自分にとって友好的であるとは限りません。いやに高圧的な態度をとられたり、思春期の異性を生徒として受け持ち恋愛感情を持たれることでトラブルに発展した例もあるようです。

そのような場合であっても派遣先からのチェンジ要請がなければ、自己都合で打ち切ることはなかなかできないのが現状です。仕事としていかに真摯に取り組み、人間関係を良好に保つかが家庭教師という仕事をうまくこなしていく上で必要となるでしょう。

学生だけでなく、社会人や主婦になってもできる家庭教師のお仕事。上記の要件をこなす自信があるという人ならば、家庭教師のお仕事も視野に入れてみてはいかがでしょうか。