• RSS

上司が代わった時や新しい職場上司の下についたときに気をつけること

今まで順調だった会社生活が直属上司の変更や新しい上司の下についた変化によりスムーズにいかなくなったり、急に認められなくなったりなったした経験はありませんか?

もちろんその逆も然りで、上司が代わったおかげで自分の存在がピックアップされより重要なポジションに位置づけることもあるかと思います。

それは運や偶然の産物ではありません。新しい上司への最初の対応こそがその後の自分の立場を良くするか悪くするかの分岐点なのです。そこで今回は新しい上司に代わったときの立ち振る舞いや、気をつけるポイントなどをご紹介させていただきます。

上司が求めるものを早めに察知する

今まで認められていたものや通じていたことが新しい上司も同様にいくとは限りません。例えば、今までの上司は多少ミスがあっても多く作業をこなせる人を評価していたとしても、新しい上司は仕事が遅くともミスが無い人を評価の対象にするかもしれないのです。極端に言えばいくら仕事が早くてもミスをするような部下に評価するポイントはないと切り捨てられる危険もあるのです。

そこで重要になってくるのが新しい上司が求めていることを正しくいかに早く認識するかというポイントなのです。

周囲へのやり取りを注意深く観察する

なかなか自分と上司だけのやり取りで多くの情報を得ることはむずかしいですし、失点と取られてから認識していては後手後手になってしまいます。そこで新しい上司が周囲の作業者や同僚などに対する言動や行動を注意深く観察し、どのような行動が喜ぶのが、もしくは嫌うのかを判断できるようになれば無駄な行動を抑えることが出来ますね。

新しい上司のことを良く知る人にアドバイスをもらう

その一番の相手とは新しい上司の元職場の人ですよね。つまり元部下の人に今度ウチに来る上司はどういう人か、どんなことに気をつければよいかを予め聞いておけば、ある程度無駄の無い立ち振る舞いが出来ることと思います。そして気を悪くさせてしまったりしても、そのまま放置させず、どのようにフォローすれば気に入ってもらえるのかなどの助言も貰っておきたいですね。

新しい上司自身に言ってもらう

上司が新しくなっても、あざとさの嫌いから直ぐに今までのやり方に口を挟むことをしない人もいます。それは別に良いことでは?と思うかもしれませんが実に危険なことなのです。何故かと言うとそのやり方に対し口を挟まずともそれらを見て悪い気になっているのは間違いないからです。文句言われないので悪い評価にならないとは限らず、知らないうちに評価が落ちていくという最悪な状態な恐れもあるからです。

そこで「今までの上司のやり方でやっていますが、他に良い方法があれば是非教えてください」といったように、遠まわしに遠慮なく指摘してくださいと言う旨を伝えておけばそれらの危険の回避に繋がることとなりますね。

とにかく新しい上司と仲良くなる

親しくなればなるほど上司は部下を自分好みに育てたくなります。即ち上司が喜ぶ部分と嫌う部分が浮き彫りになり、そして上司自身が喜ぶ方へと進んで自分を誘導してくれるでしょう。

もちろん初期の段階での対応で気に入られるかどうかに多少なりとも影響しますので本末転倒だと思われるかもしれませんが、仕事以外での基本的なコミュニケーションや接し方の工夫で親しくなることは上司の求めるものが未知であっても対応可能なことですよね。難しく考えず真摯な態度と誠実な行動をすることで気に入られるよう努力してみてください。

お互い認められる努力を

「今までの上司はOKだった」「ウチの職場はもともとこういうやり方だ」などという姿勢で新しい上司と不和になって脱落していく人を私は幾度となく見てきました。会社は従業員全員で作り上げるものでも組織自体は上層部主体で編成されます。

上司が新たな任に就くときも恐らく上層部から「より貢献できる職場に変えて欲しい」というスタンスのもと辞令が下っていることでありますので、下の立場からやり方や方針に対して過度な不満を述べるのはどうしてもナンセンスになってしまうのです。

それよりも、新しい上司の元そのやり方をいかに職場全体がやりやすくお互い認められる方法に出来るか努力するかが自分を高めるポイントになりますね。