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日本人が米軍基地で働くにはどうしたらいいの?年齢制限は?資格は?

「英語が上達するから良いな。」「外国街の雰囲気が味わえるし?」「外国人と友達になれるから。」「給料が良いんじゃないかな?」「退職金も良さそうだし?」「待遇は国家公務員でしょう?」」などなど。

皆さん、これはどこの職場の事と思いますか?そうです、在日米軍施設(基地を含む)の事なのです。

このアンケートの回答は、某リサーチ機関が「あなたは在日米軍施設で働きたいですか?」「もし働くことになったら、あなたにとってのメリットは何ですか?」と言う調査結果なのです。

英語の上達にぴったり!在日米軍施設

ところで、皆さんは日本国内にいくつの米軍関連施設があると思いますか?北は北海道のキャンプ千歳から、南は沖縄の沖大東島射爆撃場まで132の施設と区域があり、総面積は1,027,092 千m²に及ぶ広大さです。

その基地や施設のそれぞれが、ほとんど非公開ですが職員(在日米軍基地日本人労働者)の採用が行われています。

職種はさまざまで、事務職や技術系、技能系、保安系、医療系、教育系、研究系など多岐に渡っています。

では、どうすれば在日米軍施設(基地)の求人を見つけることが出来るのでしょうか?

何しろ原則として非公開ですから、非常に難しいのではないかと考える方が多いと思います。しかし現実はそれほど難しくはないのです。

応募方法はいたって簡単です。自分が勤務したい米軍施設や基地に「直接連絡して応募方法を確認する」と言う事です。

電話番号等の連絡先は、ネット上でも調べられますので簡単に判ります。そして、人事担当者があっけないほど気軽に、そして親切に教えてくれます。

では、在日米軍施設や基地で働くにはどんな学歴や資格、語学力が求められるのでしょうか?

ある程度の語学力は必要

先ず、「日本国内にあるアメリカ」ですので、基礎的な語学力は必要です。また職種によっては年齢制限が設けられている場合があります。ほとんどの場合、30歳から35歳前後が応募できる年齢の上限と言われています。

事務職の場合では、TOIEC730以上が採用される基礎語学力となっています。

基地や施設内での娯楽や飲食、或いは販売関連の業務に携わるサービス系では語学力は重視されませんが、やはり語学力のある応募者を優先的に採用する傾向があります。

また、一般労務系も語学力は重視されませんが、語学力ある応募者を優先的に採用しています。

現在は思いやり予算の削減から、在日米軍基地や施設での求人募集が少ないと言われていますが、事務職や技術職については、即戦力として認められれば採用は大いにあります。

何故なら地位協定により、在日米軍施設や基地で働く日本人労働者の採用枠は25500人となっており、常に欠員が生じているからです。

反面ゲートの係や施設内の巡回警備などと言った保安系は、求人が少なくなっている現実があります。

在日米軍施設での気になる給料は?

では、在日米軍施設や基地での給与体系と水準はどうなっているのでしょうか?

あるデータによると、東京都にある横田基地などの在日米軍施設の給与は¥367,112であり、広島県では¥299,788、そして沖縄県では¥275,185と言われています。

数年前までは、在日米軍基地や施設で20年間働くと、退職金として2000万円が支給されたとの事ですが、現在はより低額になっています。

ここで、在日米軍基地で働く40歳の女性の給与明細を見てみましょう。年収は約680万円、月の手取り額は約33万円となっています。

給与明細は日本語で記載され、社会保険や厚生年金などが控除されています。

いかがですか?在日米軍基地や施設で働きたい方は、是非参考になさって下さい。