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仕事にやり甲斐や刺激を求めるなら~市町村役場の職員がオススメ!

「公務員」は社会批判する人にとって蔑視の対象らしい。世間には「気楽な公務員」とさげすむ言葉が踊り狂っているほどだ。人前で「親方日の丸」とか「休まず遅れず働かずの公務員」とあざけ笑うことで自身のうっぷんが晴らせるののだろう。若い人ほど忍耐力が低いため、目先のあざけ笑いに敏感に反応してしまう。他人に笑われたり、陰口されることを常に気に病むほどだ。

しかしそれら世間の声は市町村役場の仕事内容が昔のお役所仕事から大きく変貌したことを知らない。昔は「休まず遅れず働かず」がたしかに存在した。そういう時代だったからだ。しかし時代の経済変化に伴って民間と競争できる職場に変貌を遂げたのだ。

とはいっても未だに自治体業務に即決は少ない。それは即決できない、してはいけない仕組みになっているからだ。即決を阻んでいるのは首長や議員の権力なのだ。首長や議員は自分の権力を強調するため、職員に即決力という権力を持たせない。職員が輝いたりしたら首長が目立たない。それが自治体の即決性が低い仕組みの根幹なのだ。

そんな魅力の少なそうな公務員職場で働くことをなぜ勧めるのか。もちろん働くメリットがとても大きいからだ。そのメリットと活用法を以下で説明しよう。

3から5年の定期異動で転職気分。心はいつもリフレッシュ

同じ仕事も数年すると人間関係に疲れたり、仕事の行き詰まりが生じるもの。とくに人間関係の修復は難しいもの。でも少し我慢を続ければ人間関係問題は解消できる。それが定期異動なのだ。ひとつの職場に長くいると不正も生じやすいという視点で定期異動させている自治体もある。いずれにしても定期異動は人間関係も解消できるリフレッシュ手段になっている。

異動が多くなるほどに自治体の多種多様職種も経験し、気がつけばオールマイティー職員になる。そしてどんな仕事でも大丈夫と自信がついた頃に管理職になるのがセオリーなのだ。

「昨日まで住民票を交付する仕事についていたけれど、今日からは道路の測量設計が業務」というくらいの転職者が町村役場にはとくに多い。市町村役場で働くことは視野も広くなって楽しいものだ。

自治労加盟している労働組合に入りなさい

市町村役場のほとんどには労働組合がある。その労働組合が自治労加盟している労働組合がならばラッキーだ。組合員になって、自治労共済に加入することをお勧めしよう。この自治労共済保険は民間保険会社には真似できないほど安価掛金で手厚いのだ。労働運動は苦手という人であっても、自治労共済を活用すべきだ。もちろん家族も利用できる。

ちなみに、職場の職員共済会組織があるが、そこで扱う共済保険は民間保険会社がおこなっているものなので加入メリットは民間とさほど変わらない。つまり、市町村役場に労働組合があるか否かという情報はたいへん重要なものである。

もちろん労働組合のメリットは自治労共済保険だけではない。給料や手当、待遇改善など代行してくれるので加入する価値は充分にある。なお、退職後も「退職者組合」という組織の一員として自治労共済の恩恵をすべてではないが受けることができる。