• RSS

効果的な自身のアピール方法。言い方ひとつで変わる印象

面接においても、会社生活のなかで新たな仕事を打診された時もそうなのですが、自分がやれることをアピールしないと相手が不安になりますよね。

人はそんな時「やれます!できます!」と精一杯答えたい気持ちになりますが、実際それらに何らかの根拠がない限り、無条件に信用するわけには行かないのです。

そこで今回は自分をアピールするときに相手を信用させる言葉のテクニックや行動のポイント及びその考え方などを紹介させていただきたいとおもいます。

「できます!やれます!」だけでは信用されない

面接官が採用するとき実際その人が会社で求めているもの以上の働きをしてくれるのかを見定めていますし、上司が部下に新たな仕事をさせようと思ったときも実際その人がやれるかどうか心配になります。後者に関しては打診する部下にやれると思う自信が上司自身にあれば、わざわざ出来るかどうか聞いたりしませんし、その返答しだいで再考するつもりの場合もあります。

その点において、「できます!やれます!」だけの返答は根拠に乏しく、何も考えず言っているかもしれないという印象を与えかねません。それなら、例えば「多少不安もありますが、体力には自信があるのでやりきる覚悟があります!」や、「細部の知識はこれから学ばなければいけませんが、得意とする分野なのでとてもやりがいを感じます!」といったように、多少の不安部分を正直に言うことで、その言葉に信頼性を持たせることができます。

更に上司は自分が部下をコントロールしたいという願望が強い人も多いので”ヤル気”だけが全面に出ていては”勝手なことを思うがままにされそう”というイメージを与えかねません。多少の不安を見せておくことで上司が自分の思うように部下を育成したいという気持ちを持たせることも出来るのでそういう側面も頭に入れておいてください。

とはいうものの、不安だけでは頼りない人に見られてしまうので自分の言葉を信用してもらった後はガンガンアピールしてもらって大丈夫です。

今までの経験を実績として述べる

言葉に必要なのは根拠です。ですので自分をアピールするときは今までの実績を例に挙げるのが最も効果的と言えますね。例えば新入社員の指導役、面倒役を打診されたときは「自分は弟・妹が多く元々面倒見が良い方だと自負している」や「高校では部長を務めていたので人の指導には自信があります」といったように、プライベートのことでも良いのでなにかしらそれに繋がる実績をアピールできれば信頼される根拠となります。

やれる根拠とやりたい気持ちをアピールする

これはやれる”自信”とやりたい”やる気”の両面をキチンと述べるアピール法です。「~なので、やれる自信がありますし、なにより~なので凄くやりたいと考えています」と言ったように、”やれる・やりたい”の両面を的確に表現できれば効果てきなアピールが可能ですね。

質問されたポイントを超えた観点でアピールをする

次に任せたい仕事を打診されたときそのもの自体に対してアピールするのではなく「ゆくゆくは○○の仕事に挑戦したいと考えていますので、まずは是非その仕事をやらせてください」といったように打診された仕事の延長上にある目標を提示することで自分の志や目標の高さをアピールすることが出来、打診された仕事に対して云々言うよりよほど説得力を感じさせることが出来ます。

しかし、気をつけなければいけないのは先ばかりを見ていて地に足がついていない言い方は逆効果になる危険性もありますので、余りにも先々のことは控えておき1.2ステップ先のことで留めておきましょう。

アピールしすぎて、すぐばれるような誇張表現はしない

稀にいるのですが、誇張しすぎて実際仕事に付いたときすぐバレてしまうような言い方は危険です。上司もある程度熱意として寛大に受け取ってくれますが、余りにも差がありすぎると、その場しのぎの物言いになってしまい、その後信用されなくなってしまいます。誇張表現する場合は受け取りかたの誤差で収まる範囲にしておきましょう。

入社面接や自分がやりたい仕事を打診されたときはつい熱が入り、良い事ばかりアピールしたくなるものですが、上記で述べましたように自分の言葉を信用してもらえる物言いが大切なのです。そしてそれはその後の信頼にも関わってきますし、自分がもし失敗してしまったら、それを採用、登用した人にも少なからず迷惑がかかることを念頭に置き、多少の不安は正直に答えるのが大切ですね。