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モチベーションを高めるには、小さな目標とこまめな成果の確認!

皆さんは小学校の夏休みの宿題をどういう風に取り組みましたか?毎日少しづつこなす人、7月中にできる分は一気に終わらす人、最後まで手がつかず泣きそうになる人、色んな人がいると思います。

ある種、あの1ヶ月以上ある夏休み中に終わらせましょうというザックリしすぎた提出期限は小学生にとって自己管理の重要性を身につけさせる最初の試練なのかもしれません。

 

もしそれが会社であって宿題が仕事になるとします。そして私が先生の立場である上司で、生徒が部下だとしたら、一ヶ月以上静観して夏休み明けに回収するなんてことはリスクが高すぎて考えられません。間違いなく一週間に一度は仮提出なり中間報告なり義務付けますね。

まあ、それぐらい人というのは自己管理が大変でモチベーションを維持するにはそれなりの工夫が必要になります。そこで会社生活において、上司や職場が管理していない部分である、自分で立てる目標と取り組み方についての効率的な方法を紹介させていただきます。

自主的な取り組みと人に指示される作業の違い

例えば上司にやれと指示される事は比較的コンスタントにこなすことが出来ます。それはやらなくてはいけないという義務感がありますし、なにしろ受動的(人に従って行動する)であることは能動的(自ら考えて行動する)であることに比べ過度に思考を要する必要がないので精神的に楽だという観点もあります。

それに対し自分で目標を立て取り組むことはやってもやらなくても周囲からのリアクションがない分、後回しになったり取り組む内容にストレスが発生するとなかなかモチベーションが上がってくれません。

目標を細分化する

例えば1ヶ月の目標で自主的に新しい仕事を10覚えたいとします。その場合は目標を4週に分け2・2・3・3と短期の目標に切り分けます。それはなぜかというと一ヶ月に10覚えるたいという目標だけでは取り組みに対し反省と対策のサイクルが伸びてしまい効率的な進め方が難しくなるからです。そしてもちろん長期であればあるほど、後に回せるという精神的な余裕が生まれてしまい、結果的にやりこなせなかったというリスクが発生しやすいからです。

細分化して目標に対しそのつど確認を行う

最初の週の目標である2つの作業習得はどうだったのか。1つしか覚えられなかったのか、もしくはある週はじめにすぐ達成できたのかを確認し後者の場合は反省が生まれにくくなるので、目標値の設定を見直す必要があるかもしれません。

確認した成果に対し反省を行う

もし目標を達成できなかったらそこで取り組む内容に対し反省を行います。時間が足りなかったのか、どこに無駄があったのか、覚え方の効率が悪いのかの色々な問題を洗い出しましょう。目標が達成できなかったからといって成果に大幅な差が無い限り安易に目標を見直すのはやめましょう。次の項目である対策で成果を伸ばす努力が必要です。

反省で出た問題点に対し対策を行う

自主的な取り組みに対する時間をもっととれるように工夫したり、作業説明書などを準備するといった効率面の工夫など次週の目標を達成できるよう対策を行いましょう。自分で考えることは大切ですが、他人にもっとよいやり方はないか尋ねるのも重要です。

目標~対策までのルーチンが達成感を得られるモチベーションUPに繋がる

何を行うにしても、自主的に行うことものは意欲ややる気がなければなかなか取り組むことが出来ません。モチベーションを高めるには短期間で達成感を得られるように自分がしてきたことを自身で評価できる瞬間を多くつくってあげることです。更に反省と対策も多くなることから内容的に成長を実感でき充実した取り組みになりますね。

以上のことを実践してみてもなかなかうまく進まない方は、なにかしら自分を追い込むのも手かもしれません。例えば禁煙を試みるには人に宣言して、周囲の目が監視となり取り組みやすいといったように、プライドが高い人ほど効果があるかもしれませんね。