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未知の部分を評価する物事の選択方法とチャレンジ精神

何かを始めたり、選択する時ってリスク評価や見込める効果を基準にして判断することが多いと思います。

皆さんも周囲の評判や感想などを気にして決めたりしますよね。しかし、未知の部分においては参考にしなかったり、判断材料とせずにスルーする場合が多くありませんか。新しいことを始めるときにはこの未知の部分が多く、それらはやってみて初めて評価されることなのです。

そこで今回は評価における未知なる部分において考え方やポイントをご紹介させていただきます。

未知数とは無限大の可能性である

あらかた数値として出ているものや、運用されて実績が出ているものは、参考にして真似たところで、概ね見込める成果や得られるものもまずそれらに準ずるものと言えます。しかし未知数のものとなると、リスクはあるものの予想される成果より大きかったり、想像以上の効果があったりとその可能性は無限大ともいえますよね。

誰もやっていない未知なるものこそ大成功のチャンスがある

周囲が既に実践していることや成果が出ていることを真似するのはリスクが少なく、無難な方法と言えます。しかしそれを続けていても先細りしている状態であれば、現状を続けるより、敢えてリスクを背負い一発逆転のチャンスを狙わなくてはならないときもあります。

牛丼のチェーン店で例えるなら、安価で美味しい牛丼の調理法を真似出来たとしても、販売システムや流通システムにおいてもほぼ改善し尽くされていると言え、強豪店が価格競争をするなか、その同じ舞台に新規参入したところでよほどのことがない限り成功は難しいでしょう。

それならばリスクはあってもまだ未知数でありながらも質と味の工夫による”高級志向者向けの高価な牛丼”で勝負したほうがまだ成功の可能性が高いと言えますよね。

未知なる物は改善の余地がある

上記でも述べたように既存のものや方法はある程度改善されており、それが競争率の激しいものほど手の付け所がないほど完成されていると言えます。しかし未知のものはこれから徐々に改善することが可能で、現状が期待通りにいかずとも将来的には革新されることも考えられるのです。

プリンターで例えるなら普通に印刷などで使用している通常のプリンターは初期の頃は両面印刷が可能になったり、縁なしができたり、CDに直接印刷できたりとどんどん進化していきましたが、無線通信対応にすらなった今ではもはや劇的な進化は望めないでしょう。

しかし近頃出始めてきた3Dプリンター(立体物を作成する装置)などはこれから進化することは目に見えてわかるほどで、前者に比べてチャンスと可能性が大きいことがいえますよね。

時間が経つにつれチャンスは減少していく

手軽な乗り物として昔からある物といえば自転車ですよね。これも初期に比べ乗りやすさはもちろん、籠がついて便利になったり、ギアチェンジが出来るようになったり、使用者がより快適に使えるよう進化してきましたが、今更に便利に使用できるように工夫しなさいと言われても正直厳しいと思います。

自動運転システムをつけるなど突拍子もないことを言えばそれまでなのですが、もはや”自転車”ではありませんよね。実際電動アシスト自転車が出た時点で、筆者などはこれは自転車と呼べるのかと思ったりもしました。2.30年前であればまだ工夫次第で改良のチャンスがあったかもしれませんが、今となっては手遅れなのです。

つまり時間が経つにつれ、そのものにおいて自分が成功をするチャンスというのは徐々に減少していくのですね。新しいことにチャレンジするなら誰もが手をつけていない、進化していないものほどチャンスがあるということです。

結局のところどうすればそのようなものに出会えるのか、見つけられるのかというと、やはり常に周囲にアンテナをはり、注意深く観察することです。そして周囲が手をつけていない内にいち早くそれに取り掛かることでチャンスを拡散させず自分の手中に収めることができるのですね。