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うまく仕事を進めるためのネガティブとポジティブの使い分け

社会人生活においてネガティブになることもありますし、ポジティブでいられることも多いと思います。

皆さんはどのようなときにそれらの感覚があらわれますでしょうか?双方には悲観的、楽観的という、相反するものでありますが、受身にならずその感覚をコントロールすることで上手に仕事を進めることが可能なのです。そこで今回はネガティブとポジティブの使い分けによる仕事術をご紹介させていただきます。

ポジティブは第1歩の踏み出しに必要

新しい仕事に就くときや、始めなければいけないとき、不安も多くネガティブになる人もいるかと思いますが、このときこそポジティブになる必要があります。実際やってみないとわからないことに悲観的になる必要はありませんし、やってみて考えることをやる前に心配していては気負う分だけ疲労してしまいます。

もちろん慎重になることで事前準備を周到にする程度のものであれば良いですけど、余り弱腰になっていては成功するものも失敗してしまう恐れがあります。ここで重要なことはポジティブはチャレンジ精神に繋がり、”楽観的”に構えることは順調な滑り出しの潤滑油にもなりうるという点です。

慣れてきた仕事ほどネガティブな要素が必要

慣れてきた時ほど大きなミスをしやすいというのは良く言われますよね。自分に与えられた仕事や始めた仕事のある一定の山を越えたとき、一度ネガティブな思考をするのも大切です。過度に悲観的になる必要はないのですが、ネガティブになるのは仕事のやり方を一度見直す、慎重になるという行為に繋がる要素が含まれますので決してマイナスなことだけではありません。

ここで大切なことはネガティブには過度な高揚を抑えたり、より慎重になる効果があるということです。順調に進んでいるときこそ「本当にこれでいいのか、一度冷静になって見つめなおしてみる」事が大切ですね。

ネガティブから生まれるポジティブ

印象的にはネガティブはポジティブより悪いイメージがつきものです。実際ポジティブな思考は何より物事を楽しめることに繋がりますので間違いではありません。しかし、ネガティブの発想からポジティブな行動を生み出すことも可能なのです。

例えば何かミスをしてなにかしらの影響を受けてしまった場合「あのとき~をしていなければ」というネガティブな思考が生まれます。しかしその後悔があってこそ「次は~に気をつけて作業しよう」というポジティブな行動を生み出すことができるのです。

人間の成長にはネガティブ、ポジティブの双方の思考や要素が必要で過度にどちらかに偏ってしまっていてはいけませんね。

ネガティブな思いやりとポジティブな手助け

常にポジティブな人は目配り・気配りが行き届かない場合があります。この人は困っていないだろうか?大丈夫だろうか?と心配したり、考えるネガティブさが思いやりに繋がることが多く、その後「それなら自分が手助けすれば大丈夫」というポジティブな行動が出来れば、誰からも好かれる存在になれ、人間関係の構築にも大いに役立ちますね。

車の運転におけるネガティブ思考

車の運転でよく言われるのが”だろう運転”と”かもしれない運転”ですよね。だろう運転は「大丈夫だろう」「平気だろう」と危険を気にせず運転することで、それに対しかもしれない運転は「急に人が飛び出すかもしれない」「追い越し車線の車が割り込んでくるかもしれない」と慎重になり危険を予知しながら運転することです。

ですので、車の運転する際は”だろう運転”のポジティブ思考より”かもしれない運転”のネガティブ思考のほうが事故防止につながり推奨されることなのです。しかしあまりネガティブになりすぎて「いっそのこと運転しなければよいかもしれない」と思うのは極端すぎますね。

余談ではありますが実際は『事故を起こすことで周囲に与える影響』を気にして、芸能人や著名人などはその人自身には絶対に運転させないという周囲の働きもあるくらいなのです。確かに極端ではありますが、ネガティブ思考から生まれた事故防止の極みなのかもしれません。

時と場合に応じて良く考える

やはり今回のポイントは確かにネガティブよりポジティブのほうが相対的には良いとされる思考なのですが、どちらかに極端に偏るのではなくTPOに応じてバランス良く使い分けることが大切ということですね。

集団の中でもいわゆる空気を読むと言うことも大事で「そこでポジティブ発言は危険だろ」というような場合もありますので、時と場合に応じてどちらの思考が適しているかを良く考えて見ましょうね。