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「有給を取ると評価が下がる」という考えを捨て上手に休みを取る方法

有給を取ると評価が下がってしまうと思う人もいるかと思います。決して今回述べるのは有給取得が労働基準法で認められているとかそういうことではありません。

有給を取りたいという姿勢が上司にとってどう映るのか、そしてどう職場に影響するのかがポイントです。

結局のところ有給を取ると評価が下がるのではなく、有給の取り方によって職場に影響を与えた結果、迷惑に繋がる部分で悪い評価になると感じてしまうのですね。そこで今回は上手な有給の取り方を説明させていただきます。

職場が困るのは急な欠勤

病欠や冠婚葬祭の葬祭関係なら仕方ないかも知れませんが、結婚式や年祭であれば予め日程がわかっているはずです。早く報告すればそれだけ上司が人員調整しやすくなり、結果として職場に影響ででにくくなり評価を落とす心配もすくなくなりますね。

旅行など日程を調整出来るものは会社の都合を伺う

どうしても職場において忙しい時期とそうでない時期に波があります。たとえば決済の時期は忙しかったり、職種によって夏場が忙しかったりしますよね。それらを考慮せずいきなり何日~何日まで休みをくださいと早めに言ったとしても全てにおいて人員調整が可能とは限りません。

もしこちらで日程を調整できるようなものであれば、最初に「旅行に行きたいのですが、休めそうな時期は何時でしょうか?」と上司に伺う必要があります。上司からしてもこういった有給の取り方をしてもらうと大変助かりますね。

残業や休日出勤をうまく条件に出す

残業や休日出勤は会社側にとっては人件費が高くなるので認められない部分もありますが、少なくとも自分で有給を取得するにおいて影響が出るであろう部分を残業や休日出勤でカバーしたいという姿勢は上司においても認めてくれることが多いです。

逆に休日出勤は家族サービスに影響するので出たがらない人が多く、上司が頼み込んでくることがありますよね?その時は休日出勤する代わりに平日に有給を使わせてほしいと打診するのも効果的です。有給を取るために休日出勤するのではなく休日出勤をするから有給を取るという方が交渉がうまくいきやすいです。

他人が有給を取ったときはフォローを必ず行う

どんな人でも少なからず有給を使う日があります。そういったときに職場に影響が出ないよう出来るだけフォローしてあげることが、自分が有給をとるときに有利に進む事に繋がります。

他人が有給を取ったときに「あいつが居ないから今日は忙しい」などと愚痴を零すのはもってのほかです。自分が休む時に間違いなくなにかしらの反動が来ることを覚悟しておいてください。やはり、常に気配り心配りが出来る人は、誰かに迷惑を掛けることが発生してもそれを責められることが少なくなるという事ですね。

休んだときに影響が及んだ人にはお礼と謝罪をする

基本的なマナーでありますが、自分が休んだときにフォローしてくれた人や迷惑を与えてしまった人にはお礼の言葉とと謝罪を忘れないようにしましょう。そして、その人たちが休むときには進んで協力する意思があることをアピールしてください。人間関係の構築は全てにおいて有利になります。

結論を言うと、”有給”を取るという行為そのものは形でしかありません。例えば遅刻のようなミスであっても人によってはまったく何も問題にされなかったり、必要以上に責められる人もいます。

もちろんその時の状況も関係するのですが、重要なのは日頃の行いと、周囲への配慮であり、それが評価に繋がる一番の要素といえます。失って惜しい人材に悪い評価を与えてモチベーションを低下させたり、やる気を損ねさせてしまうより、目をつぶってしまえと考える上司は多いと思います。