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専門職と一般職、そして総合職の違いとは一体どういうことなの?

就職活動をしながら最後の関門とも言える面接時に、「あなたは一般職を希望しますか?それとも総合職が希望ですか?」と聞かれることがよくあります。

また、専門職と言う文言もあります。では、それら一般職と総合職、そして専門職の意味(定義)と役割とは何なのでしょう?今回はそれらについて調査しまとめてみました。

女性の活躍も増えてきた総合職

総合職とは、会社の主軸である業務に従事して、会社を対極的な立場から俯瞰し、企画の立案や対外折衝などを担当する、将来の幹部候補生としての立場にある社員を指します。

従来は、4大卒で男性と言うのが総合職の通り相場でしたが、最近は女性の進出が目立つようになりました。

なぜに従来は総合職に就くのは男性が主だったかと言いますと、会社の規模にもよりますが、国内外の子会社や支店、出張所や営業所などへの転勤が伴うからです。

女性の場合は結婚出産などがありますので、自分は総合職として就職したいと思っても、近い将来のことを考えて辞退する女性が多かった事実があります。

しかし、現在はそのような理由による総合職辞退は見られなくなりました。中でも女性の職場と言われるテレビやラジオ局のアナウンサー部では、女性の部長が活躍しています。

今後は、男女雇用平等法が徹底され、かつ従来の会社内での男女の役割分担が見直されていきます。あなたが世界を舞台に活躍をしたいのならば、そしてGoing Concernとしての社会的使命を持つ会社の牽引車となるべき自負を持つのならば、総合職を選ぶべきだと思います。

但し、会社内の派閥争いや業務成績の低迷などで、総合職から外される場合がありますので、心して掛からなければなりません。

社員の業務をサポートするする一般職

次に一般職を見てみましょう。一般職とは、通常の場合、総合職にある社員の業務を補佐(サポート)する仕事と定義されています。従来の慣習では、一般職は高卒又は短大の女性と言うイメージがありました。

しかし現在では、介護などの家庭内の問題や自分の健康の問題など、さまざまな理由から総合職に就く能力と意欲を持ちながらも、敢えて一般職を選ぶ4大卒の男性が増えています。

その大きな理由として、原則として一般職には転勤が伴わないことが挙げられます。しかし最近は、派遣や外部への業務委託などが進み、総合職に統一されると言った傾向が顕著となりました。

特定の技術が必要とされる専門職

最後に専門職を見てみましょう。専門職とは特定の技術を持ち、主として会社の研究開発に携わる社員を指します。

例としては、コンピュータに精通している、デザイン学科を卒業した、農学部出身であるなどと言った人達が専門職として就職するケースが多いことが特徴です。

また、一部の企業では、社員の住んでいる「地方自治体」専門の社員として、営業や得意先のフォローなどを担当する社員がいます。これは銀行などの金融機関に多く見られます。

就職の際には、一般職、総合職、専門職の役割分担を見極め、自分の人生設計図と照らし合わせて応募することが重要です。