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就活最前線!これさえ解れば怖くない「良く判る会社組織」

就職活動の真っ最中である学生方々はもちろん、既に社会人となっている方々も、会社(企業)組織について正確に理解している人は少ないのではないでしょうか?

今回は、そう言った方々のために、企業組織の全貌と詳細をお伝えします。表題は「誰にでも良く判る会社組織」と題しました。

※ここでは、会社と起業は同義語として使います。

会社は「法人」と言われているように、複数の株主が出資して作られ運営されています。その株主のために利益を上げることが至上命題となっています。同時に、会社は「Going Concern」と言う社会的使命を背負っています。

そこで先ず、会社全体の運営について方向を定める役目を掌る(つかさどる)代表組織があります。

株主総会

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常務会

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取締役会

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部長会

1.株主総会:

出資している株主が集まり会社の財務や方向性を決議します。会社における最高意思決定機関と言えます。

2.常務会:

常勤の取締役が集まり、企業戦略や戦術についての目論見を立案します。

3.取締役会:

各部署ごとの取締役が集まり、各管理部署の状況報告や今後の取り組み方について意見交換をします。 

4.監査役:

会社の財務内容が合法か否かについて管理監督します。

次に、会社を具体的かつ現実的に運営してゆく、株主に選任された職務について見ていきます。

会長

社長:代表取締役

副社長

専務取締役

常務取締役

役員

監査役 ━ 相談役

1.会長:

代表権を持つ会長もいますが、代表権の有無にかかわらず、会社の外交面での顔として存在します。

2.社長:

通常は代表取締役を兼ねており、会社運営の最高責任者として存在します。会社が交わすあらゆる契約は、代表取締役である社長の責任において執行されます。

3.副社長:

最高意思決定者である社長(代表取締役を兼任している場合が多い)を補佐します。代表取締役に万一の時があれば、代表取締役に成り代わり会社を指揮します。

4.専務取締役:

会社における役割としては、常務取締役や執行役員の統括責任者として立場が一般的です。

5.常務取締役:

通常は営業部や人事部など、各部署の管轄責任者として機能します。

6.執行役員:

企業の業務を部署ごとに管轄して、企業運営が円滑に運ぶように舵取りをすることが主たる任務です。各部署の責任者である部長を指揮監督する役割が一般的です。

7.相談役・顧問:

通常は当該企業の会長や社長経験者が就任します。また、関連する官公庁などから招聘する場合もあります。会社が何かの問題に立ち至った時に、適切なアドバイスをすることが主たる任務となります。

会社における各部門の配置は概ね下記のような組織体となっています。

取締役会

総務部 人事部 財務部 法務部 企画室 広報  IR室 営業部

 |   |   |          宣伝部

庶務課 教育室 経理課

1、総務部・庶務課:

会社が各官庁などに提出する書類のセイル保管や、社員の福利厚生などを管轄します。

2.人事部:

社員の採用や退職、配置転換・転勤などを管轄します。

3.財務部・経理課:

財務部は会社の有形無形資産と負債を管理します。経理課は社員の給与や賞与、日々に経費などを記帳したり管理します。

4.法務部:

会社に法的問題などが起こらないよう管理します。万一起こった時は、顧問弁護士などの助言を受けて解決に当たります。

5.企画室:

主に会社の営業戦略や新規事業などを立案します。

6.広報・宣伝部:

会社の商品の認知度を高めるための諸活動や、会社のイメージアップのための活動を担当します。

7.IR室:

会社の株主や投資家に対して、会社の財務内容や将来における企業戦略などを開示します。

8.営業部:

会社の中枢部門とも言うべき部署です。会社の取扱商品を販売する事が主たる業務となります。また、代理店の開発なども業務の範疇に入ります。

いかがですか。会社の組織の概要が把握できれば、自分に合った職種を見つけることが容易になると思います。参考にしてください。