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仕事をキリの良いところで終わらせるのは長い停滞の危機!?

キリの良いところまで進めようと思うことってごく自然だと思います。しかし仕事にしても勉強にしてもキリのよいところで終わってしまった為に、休憩を取りすぎてしまったり、再開しづらくなったりしませんか?

私も以前はなるだけキリの良いところで終わらせる心掛けをしていたのですが、なかなか不都合も多いことに気づき使い分けをするようになりました。皆さんはどのように考えておられますでしょうか?そこで今回は仕事の中断ポイントについてメリットやデメリットなどをご紹介させていただきます。

キリが良いところで作業を中断するメリット

キリというのがどこにあるかが焦点になりますが、例えばルーチンワークであればサイクル間で、同じ作業を繰り返すものでなければ、分割した手順間になるとおもいます。そしてそこで中断するメリットというのはその手順の最初から再開することが出来るので、ミスが少なく、再開時前回どこまで進めたか確認する時間が少なくなるところが大きいと思います。

要するに、1手順の途中で終わらせてしまったら再開する時にやらなければいけない項目を飛ばしてしまったり、どこまでやっていたのかわからなくなってしまうということですね。

キリが良いところで仕事を中断するデメリット

まさに上記のメリットの反対になるのですが、キリが良いところで中断するのは、当分放置しても問題ないところまで進めているという安心感からです。逆に言うとキリが悪いところで中断していれば早く再開しないといけないという意識が生まれるのですね。ですので、一度やり始めると長く続けられる作業でも、中断してしまうとなかなか再開する気が起きない人なんかはこのキリが良いところで辞めているのが原因とも言えます。

後ちょっとで終わる前に中断するメリット

後ちょっとで終わるという時は最後まで続けたくなりますが、敢えて後ちょっとのところで中断するのはとても効果的な場合があります。先にも述べたように一度始めると長く続けるのは苦にならないが、再開しようとするのは結構億劫なことってありますよね。しかし、後ちょっとで終わる作業というのは再開させる気が比較的起こりやすくなるのです。そしてそれを終わらせた後、次の作業に移るわけですので、結果的に長い休憩時間を取ってしまったり、長期の停滞を産む危険が少なくなるのですね。

手順の途中で中断する時に注意するポイント

キリが悪いところで中断するとミスが起こりやすい、確認に時間が掛かると書きましたが、それはどこで中断したのかを明確にしていないからです。例えば本を読む時、複数巻あればその一冊を読み終えた時中断すれば、次に読み始めるとき次の巻から再開できるのでわかりやすいですよね。

一冊の本に限定しても、章ごとや話数で区切ってあげると同じような効果が得られます。まさにキリがよいところで中断しているということですよね。しかし本であれば途中であっても栞を挟めば無理なく再び同じところから読み始められます。それと同じように作業も栞と同じようにどこで中断したかわかるような印をつけておけば良いのです。

本を例えに出しましたので追記しますが、ドラマとかでも次回の視聴率を上げるために一話完結型のようなキリの良いところで終わらせるより続きが気になるような起承転結の転であるストーリー展開の途中で終わらせる手法が良く取られています。仕事や作業も同じようなことが言えますよね。早く続きをしなくてはいけないと意識させるようなところで中断することが、早期の再開に繋がるのですね。

今回は仕事の中断ポイントについて色々書かせていただきましたが、皆さんにも一度中断した仕事を再開するのがとても億劫に感じ悩んでいる人も少なく無いと思います。実際私もそういう性格で、他人に作業のスケジュールを管理されているものは大丈夫なのですが、自分でコントロールしなければいけないスケジュールだとなかなか手がつかない場合が多いです。そこで色々工夫して克服していますので皆さんも是非試してみてはいかがでしょうか。