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就活最前線!~企業のトップに直接“採用”を働きかける裏ワザ

就職活動の王道として、「履歴書」の提出、そして「1次面接」、「2次面接」、「最終面接」と言う手順を踏むことは、社会のルールと手順を実践する意味で大切な事と思います。

しかし、あなたにも「企業のトップに直接“採用”を働きかける方法」を使って、就職活動を有利に運ぶ権利はあります。

では、どんな方法を取れば良いのでしょうか?この方法は、私の複数の知人が実践して成功した実例です。その内の1人を仮にS氏として、彼から聞いた成功談を記します。

先ずS氏は、自分が絶対に採用されたいと思っている企業(仮にA社とします)のAnnual Reportを熟読しました。そして、A社の将来像について、「自分が入社してこう言う業務に携わることが出来るなら、これだけの売上増大とコスト削減が見込めます。」との、一種のマーケテイング・プランを“A社 X社長 親展”で郵送しました。

郵便物が届いたと思われる1週間後、S氏は直接A社の秘書室に電話をし、X社長に取り次いでもらいました。通常、社長たるものが電話に出てくれないと思っている方が多いと思いますが、そんなことはありません。もしそうだとしても、「当たって砕けろ」そして、「ダメ元」の気持ちが必要です。

話が国外のことになりますが、あなたがアメリカ合衆国の大統領に手紙を出した場合、返事は来ないだろうと思っていませんか?大統領の署名入りで返事は来ます。返信の文章は大統領の秘書たちが書いて、署名だけは大統領になりますが、返信は来るのです。

さて、話は戻りますが、S氏によると、3度目の電話でX社長と話が出来たと言います。最初の電話では、進展で郵便物を送ったことと、挨拶を兼ねた世間話に終始したと言います。

またS氏によると、X社長はS氏からの電話を心待ちにしていたとのことです。そして後日(最初の電話から2週間ほど後)、S氏は再度X社長宛に電話し、自分の作成したマーケテイング・プランについて、X社長の意見を求めたそうです。その2回目の電話会談でマーケテイング・プランについての具体的な意見のやり取りが行われたそうです。

S氏は、A社の“本当の現状と実態”は窺う術はありませんので、解からない事柄(特に財務・人事など)については、逆にX社長に意見を求めたそうです。正に兵(つわもの)ですね。その後S氏は、X社長と面談、と言っても、「ランチを一緒に如何ですか?」の誘いを受け、その席には人事部長が同席し「内定通知書」を貰うことになりました。

この方法の重要点は、メイルでの連絡ではなく、手紙と電話を活用したことにあります。X社長を含め、人事担当者もアナログ時代の申し子だと言うことを忘れないようにしましょう。

またこの方法は、「本当に自分が実力があると信じる」、そして、「どうしても目指す企業に入社したい!」と言う、強固な意志を持つ方には効果的な方法と言えます。