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【就職活動の都市伝説】美男美女どれくらい就活に有利なのか?

昭和の時代から囁かれている「美男美女は就職活動に有利なの?」とは本当なのでしょうか。

今や就職活動の都市伝説ともなってしまった感があるこのテーマは、就職活動と言う現実がある限り伝説を通り越して歴史となって行くのではないでしょうか?

今回は、この「美男美女は就職活動に有利?」について、現役の人事担当者3名にインタビューしてきました。これは実話で彼らの本音です。彼らの話した意見は口語体ですので、お聞き苦しい点があると思い、趣旨は変えず読みやすい文語体にしてあります。以下が彼らの「美男美女は就職活動に有利?」についての意見(本音)です。

A氏:Bさん、あなたの会社では面接の時に、美男美女を評価項目に入れていますか?

B氏:本音を言うと難しい質問ですね。私も含めて人事部のスタッフには、そう言った点での評価はNGだと徹底していますが。

C氏:しかし、美醜とは何を基準にしているのですかね?平安時代の美男美女が現代の美男美女と同じ基準で決められていると思わないのですが。

A氏:そうですよね、平安時代の美男美女と言えば、在原業平と小野小町ではないですが、両者共にお正月の遊びである「福笑い」に似ていますから。

B氏:本音を言えば、美男美女の方が良いとは思いますが、「白痴美(はくちび)」と言う単語があるように、表面的には判断が付かないですね。

C氏:私は美醜とは表面的なことではなくて内面的なことだと思っています。

B氏:同感ですね。表面的には絶世の美男美女でも、内面が醜悪だったらと思うとぞっとします。

A氏:ではこう言うケースはどうですか?最終面接で1人を採用しなければならない時、片方は美で、もう一方は醜だとした場合、そして両者とも常識や知性、そして教養と品性、人間性が同等だったとしたら、B氏とC氏はどうされます?

B氏:難しい質問ですね。私の場合は知性と教養の評点を重視して判断します。

C氏:そうですね、私の場合は品性と人間性を重視して判断すると思います。

A氏:C氏の言われた応募者の品性と人間性とは具体的にはどんな評価項目を指すのですか?

C氏:そうですね、例えば家族を大切にしているか、親友はいるのか、年寄りと子供は好きかなどの評価項目を重視します。

B氏:口を挟むようですが、私の見解を述べさせてください。C氏の代弁になってしまうかもしれませんが。家族に関しては置いておいて、年寄りと子供が好きかについては、当人の人間性、つまり優しさが出てくると思います。年寄りと子供について具体的な話が出来ない応募者は年寄り子供に余り興味がないと言うことになります。それは即ち、人としての人間性に関わる問題だと思います。

C氏:同感ですね。応募者を判断する時には、人は表面的な美醜よりもその内面の美醜で判断すると言うことです。

A氏:そうですか、採用の可否について判断するには難しい問題ですが、表面的な美醜での採用の可否はないと結論しても宜しい訳ですね。

B氏:その通りです。我が社ではそう言うことはありません。

C氏:弊社も同様です。少なくとも私の場合は。

いかがですか、都市伝説と化した「美男美女は就職活動に有利?」の結論はこのようになりました。ご自分の「Face」に自信のある方も自身のない方も、内面の美を磨くことです。