• RSS

初対面・面識の薄い人から好感度を得る効果的な方法

長い時間を同じ場所で過ごしていればその人と仲良くなるのはそれほど難しくありません。

しかし会社生活では短期間しか共に居ない状態でありながらなるべく早くその人と親しくならないといけない場合ってありますよね。皆さんはどのような工夫をしていますか?

ビジネスは人間関係の良し悪しが大きく影響し、それも不特定多数の人たちを相手にすることから、いかにはやく人の心を掴める対応が出来るかが重要です。そこで今回は初対面及び面識の薄い人から好感度をえるコミュニケーション術をお教えいたします。

相手の名前を驚異的な速さで覚える

これが今回のテーマの最重要ポイントです。驚異的な速さで覚えるということですので、自己紹介などを待っていてはいけません。企業イベントなどであれば出席名簿からアタリをつけたり、その人と接触する前に他の人に名前を聞いておくなど、最大の効果を得たいのであれば必ず先手を打つようにしましょう。

『なぜこの人は私の名前を知ってるのだろう?』という第一印象からインパクトを与えることが出来るので、少なくとも相手に興味を持たせることが可能です。そしてその後は『向こうは知ってくれているのに、自分は相手の名前を知らない』という申し訳なさも生まれるので、その点においても有利になるでしょう。

日本人は特に相手に弱みや後ろめたさが少しでもあるとそれを挽回しようと気遣いや配慮をしてきますので、無関心→関心への一点においても有効ですね。

共通の話題

初対面、面識の薄い人との初期の会話として相手の知人の話題を上げるのはもはやセオリーですね。セオリーというだけあってそれはとても効果的であり、様々意味を持ちます。学生でも、新しい高校、大学に行った時やバイト先の初対面の人に『~の学校っていうと○○さん知ってる?その人と前遊んだことあるよー』といったような会話が多く見受けられますよね。

人が人に不安を覚えるのはその人に関して無知だからであり、それは恐怖に結びつく特性であると言えます。しかしただ共通の知人がいるというだけで、少なからずお互いの無知が無くなり一気に安心できるようになるのです。

話題に上げる人物はなるべく相手が接したことのある人だと効果的なのですが、いきなり無名の人の名を挙げても『すいません、知らないです』と少し気まずくなってしまう可能性があります。相手と知人との接点に自信がなければ最初は”○○課の課長”などといった、役職名だけでその人物がわかるような人を上げて「○○課の課長さんは体格が物凄いので最初はビビッてしまいますよね」というように知らない人でも”共感”できるような話題振りが大切です。

「庶務の佐々木さんは足が速い」などと言っても、相手はどうリアクションとって良いかわからなくなりますもんね。もしそこから話が盛り上がるようでしたら、相手のコミュ力が相当なもので助けられてのだと察しましょう。

相手との時間を共有する

少ない時間であるからこそ相手と接する時間は大切にしましょう。休憩時間や昼の食事も相手の都合をきちんと聞いたうえでご一緒させてもらったり、不自然でなければ休憩時の缶コーヒーなどを振舞うのも効果的です。相手と長く時間を共有することで親しくなれることはもとより、心を許すことでオフレコの話を聞かせてもらったり意外な成果があったりしますしね。

相手を良く知ること

ここで重要なのは自分主体で話をしないことです。もちろん自分を知ってもらうことは大切ですが、コミュニケーションの基本は相手主体の聞き上手が有効であることですし、相手を良く知れば上記であげた共通の知人として、違う人との話題で出すことが可能になります。

そして良く知るというのは相手の反応を細かく分析することでもあり、どういう話題が食い付きがよいか、楽しんでくれるかを判断できれば少ない時間でより親しくなれることと思います。

相手と共感する

初対面であっても面識が薄くても大事なのは今ここで共に居ることなんです。相手にとって物凄い仲が良い人がいたとしても、その場に居ない限りその日の出来事を共感することは難しいですよね。

しかし、自分と相手は間違いなく今その場にいるのですから、そこで起きた出来事を共感しあえることは最大の武器なのです。ちょっとしたことであっても感想を言いたったり、意見交換することで相手との距離が近づいていきますね。

ポイントは多々あれど重要なのは相手を主体とする接し方であり、相手を尊重することを初対面では気をつけなければなりません。相手が喜ぶ会話作りとは相手の嫌がる話題を持ち出さないことでもあるため、最初は手探りになるかもしれませんが、こちらが笑顔と誠実さを忘れなければ上手く立ち振る舞えることと思います。