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就職に有利!英語をマスターしたければ英会話スクールには行くな!

楽天株式会社の“社内公用語”を英語にするとの発表は、多くの人達に国際化が身近に迫っていることの認識をもたらしました。

このニュースは多くの人達に驚きを持って伝えられました。確かに英語(英会話)は社会人にとって、特にグローバル企業との関係の深い業界に就職を希望する人達にとっては必要不可欠なスキルとなっています。

今回は、いかにして英語力(英会話)を身に付けるか、どうしたら英語(英会話)をマスターできるかに付いて、元BBC(英国放送協会)の日本語部長とBBC English部門のAcademic Directorだった方々に、語学マスターの秘訣を聞いてみました。

彼らは、両名とも5ケ国語以上を習得しており、Academic Directorだった女性は8ケ国語に精通しています。彼らの意見と語学習得方法を聞けば、多分、皆さん方には「目からうろこ」の話だと思います。

彼らが異口同音に言った事とは、「英語をマスターしたければ英会話スクールには行くな!」と言う言葉でした。日本のように「集合教育的」に英会話を教える英会話スクールは、ほとんどが60分などの短い時間です。生徒が5人いるとすれば、講師の話す時間を10分とした時、生徒1人当たりの会話に費やされる時間は10分となります。これでは高い授業料を払っても、学習効果は期待できない事になります。

つまり、英会話をマスターするために英会話スクールに通っているのではなく、趣味の時間として、又は、英会話スクールに通っていることで精神的安定と満足感を得ている、と思われても仕方ありません。

では、彼らの語学マスター方法について見てみましょう。彼らがイタリア語(彼らの母国語は英語です)をマスターしようとした時には、小学生向けのイタリア語の教科書を購入したそうです。そして、その教科書を1ページ目から最終ページまでを「丸暗記」したそうです。

発音については、ラジオやテレビのイタリア語放送を視聴したそうです。子供番組から始めたと言っていました。その後、段階的に教科書を中学生向けに替えて行き、3ケ月でイタリア語をマスターしたと言っていました。

では、日本人が英語をマスターするにはどうすればよいのでしょうか?彼らは有効なアドバイスをしてくれました。

「日本人は少なくとも中学と高校の6年間は英語の授業を受けていますね。」

「と言うことは、最低限の英語の素養は持ち合わせている訳です。であれば、中学1年生向けの教科書を丸暗記すれば良いのです。

「丸暗記するために努力している期間中、ある日突然に“どうして私は英語が判るの?どうして私は英語が話せるの?”と言った時が必ずやって来ます。多分日本人の場合は最長で3ケ月くらいでしょう。」

いかがですか?これからの社会人にとって必要不可欠な英語力を、教科書を復習することでマスターしませんか。