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【求人情報の見方】いつも求人している会社にはそれなりの訳がある

一般的に言われていることだが、転職するならいつも求人広告を出している会社には注意しなさい。

新しい業務分野を開拓したとか、設備増強に伴う求人など、企業にとってもそう毎度あるものではない。

毎回求人していることは世間でうわさされるように、やめる人が多いということが考えられる。なぜやめるのか。それはリスクが多い職場ということだからだ。このほか、常時求人を必要とする実質の派遣会社もあるので注意したい。

労働組合の有無も重要な選択条件だ

また、その会社に労働組合があるのか否かという点も重要だ。昔の就職戦線では、会社選択条件として「労働組合がある会社を選べ」の声が強かった。労働組合があれば労働条件も改善されるからだ。

しかし、現状は「労働組合は過去のもの」とか「めんどくさい」といわれ、敬遠されがち。いや労働組合の無い会社のほうが多い。あっても会社の言いなり組織が多い。それでも労働組合の存在は福利厚生面だけでも心強いものだ。いつも求人している会社は「働くものの意見を反映」できる会社であるかは、労働組合の有無で見て取れる。

求人の多い会社での我慢は心身病を発症する

通常の会社とは違ってやめる人が多い職場での我慢は「解決見込みのない我慢」や「すべきではない我慢」というケースが多い。社会で働くには我慢は当然のリスクだ。しかしリスクというのは成果の代償としてのみリスクとなるのである。

「この我慢をすれば成果につながる」ということが見えなければ、その我慢はすべきリスクではない。してはいけないリスクという判断になる。そういう会社は心身を蝕むことになるので敬遠すべきだ。

「グッスリ眠れない」「イライラが続く」「浪費が増えた」など、原因のほとんどは仕事の「ストレス」にある。そのストレスを我慢で乗り切ろうとすればするほど精神疲労が蓄積され、その蓄積が身体疲労にまで波及する。心身ともに疲労限界に達したところで再転職となれば、そこから先は負のスパイラルの転職人生となりかねない。

事前のネット活用などで、会社の評判を調べておくこと

ネットには様々なうわさまで書かれている。ウソか誠か判断できないことまで書かれる。しかし「火のないところに煙は立たぬ」というもの。慎重になるべきなのだ。職場とはいまさらながら、人生でもっとも長い時間を過ごす場所になるのだから、不安は一層すべき。またはその不満も覚悟して入社すべきなのだ。

会社選択は人生の選択だ。いつも求人している会社には様々なリスクが蓄積されている。してよい我慢としてはならない我慢がある。踏み出す前に出来ることは納得できるまで調べることだ。そのうえでどちらの我慢に属するか判断すべき。「してはならない我慢」も限度を超えれば家族崩壊につながることもある。人生の岐路選択は慎重にしていただきたい。