• RSS

インターン経験者が企業から受ける本当のメリットとデメリット

インターンシップ制度は、今では企業の評価も高く、インターンシップ経験者を採用時に優遇する企業も増えてきました。

何故そんなにインターンシップの経験者が就職に有利になったのでしょう。今回はインターンシップの光と影について見てみたいと思います。

インターンシップ制度、又はインターンシップ・プログラムと称されるものは、40年以上前から存在していました。特に海外でのインターンシップ・プログラムについては、多くの会社が取扱い、良きに付け悪しきに付けそれなりの社会的地位を保ち現在に至っています。

日本においても、インターンシップ制度に近いものは古くから存在していました。それは、学生時代のアルバイトと言う名称で、学生達には一般的な制度でした。例えば夏休みに帰京した際に、両親や友人の紹介で1ヶ月ほど地元に企業で働くと言ったことがそれに該当します。

インターンシップ経験者の採用は、企業側にとってどんなメリットがあるのでしょうか。第1に、その企業に就職しないまでも、本当の意味での企業の実態を知っていることにあります。日々の企業活動にインターンシップとして参加する事により、挨拶や電話応対、社内の人達とのコミュニケーションの取り方などを、身を持って体得できるので、入社後の研修コストを大幅に削減できます。

第2に、取引先との応対や書類の作成と整理の仕方などの実務面も身に付きますので、即戦力として企業活動に参加させることができます。

では、インターンシップ参加者の側から見たメリットは何でしょうか。企業側のメリットと同様に、社会性が身に付き、企業活動の実態を知ることができ、自分に不足している就職スキルを知ることができます。そして、自分に足らないスキルを身に付けるための実践的な手法を、先輩達にアドバイスを求め見つけることができます。

特にインターンシップ生が実際の企業活動について、勤務時間や週休2日制などの勤務規定に関して例外が多い事を現実として理解する事だと思います。それにより、就職面接時に担当者が一番嫌う質問である「勤務時間は08:00から17:30までですね」、「完全週休2日制ですね」などの質問をしなくなります。この事は面接担当者にとても良い印象を与える結果となります。

最後に、インターンシップ生はインターンシップに参加中に、その企業の第1線で活躍する先輩達と知り合いになれます。そう言った先輩達は、あなたが希望する業界、若しくは企業に知り合いを持っているかも知れません。あなたが真面目にインターンシップ生として企業活動に勤しんでいれば、先輩達があなたの希望する企業を紹介してくれる可能性があります。

しかし、脱落する、評価されないで去って行くインターンシップ生も現実には存在します。インターンシップには光と影がありますが、インターンシップは是非体験しておきましょう。