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本音が聞ける?職場の飲み会に参加する4つのメリット!

最近では職場の飲み会に参加せず、プライベートな時間を優先する若い社員も増えているようですが、職場の飲み会にもメリットはあるんです。

そのメリットを4つ、紹介します。

1:職場の人間関係が見える

オフィスで見える人間関係は、仕事上の付き合いや年功序列や役職による上下関係があり、仕事上のパワーバランスを反映した人間関係です。それも確かに一つの人間関係なのですが、無礼講であり仕事やプロジェクト、あるいは部署などの枠を取り払うことのできる飲み会では、普段見ることのできない別の人間関係が見えてきます。

例えば、あまり接点がないと思っていた人同士が、家が近くて同じ路線で一緒に帰っていることが判明したり、同じ趣味を持っていて週末は一緒に出掛ける仲だったり、そういうプライベートに近い人間関係を知るいい機会です。

そういうことを知っていると、今までは仕事上のルートしかなく先輩や上司経由で頼むしかなかった相手に、プライベートで仲のいい同期経由で頼みごとをしたり力を貸してもらったりすることが出来るようになります。つまりは人脈が広がるのです。

2:普段一緒に働いていない人とのつながりができる

業務上の理由などで、同じ部署に所属しているし顔や名前は知っているけれども普段なかなか接点がない、という人も一人二人はいるものです。飲み会の時はつい親しい人の近くに座りがちですが、あえてそのようにあまり接点のない人の近くに座ってみましょう。

もしあなたとその人の間に接点がなくても、近くに座る他の人たちのなかにはその人と仲の良い人もいるでしょう。また同様にあなたと仲の良い人だっているはずです。ここは、友達の友達と友達になるような感覚で、仲のいい同僚を仲介に、今まで接点のなかったその人と交流を深めてみましょう。自分自身の人間関係を拡大することが出来ます。

3:普段聞けない情報が聞ける

飲み会の席ではお酒も入り、普段以上に饒舌になるものです。特に、普段は仕事上の話くらいしかする時間もないような相手から、プライベートな情報や、プロジェクトの失敗談など、普段聞けないような話を聞くことが出来ます。

プライベートな情報を聞くことが出来れば、その相手と話をするときに「そういえばお子さんが生まれたと伺いましたが」などと、相手の口を軽くする話題を振ることで相手をリラックスさせ、またいい気分にすることでその後の関係を円滑に進めることが出来ます。

また、人は普段は自分の失敗を表には出したくないものですが、お酒などが入って気が大きくなると、それを自分の体験談として語ってでも後輩や部下に説教したくなる(上司ぶりたくなる)というタイプの人がいます。

これはちょっと面倒くさい面もありますが、自分が同じ失敗をしないように反面教師にしたり、あるいは何か問題があったときにその体験談を思い出して適切な対処方法を見つけたりということが出来ます。世の中に成功談は溢れるほどありますが、失敗談を聞くことはとても貴重な機会なのです。

4:後輩などから率直な意見が聞ける!

逆にあなたが後輩から話を聞くことで得るものもあります。普段はやはり後輩や部下も仕事上の立場を考えて、素直にあなたや上司の言うことに従っているかもしれません。しかし、腹の中ではいろいろな不満を抱えていたり、場合によってはその不満に対して画期的な改善案まで持っているかもしれません。

お酒が入れば口が軽くなるのは後輩も同じですから、上手いこと誘導して後輩の愚痴を引き出してみましょう。普段は「こんなことを言うなんて」と躊躇している後輩の本音を引き出すことで、表に現れていないプロジェクトの重大問題を引き出すことが出来るかもしれません。

筆者の場合、スケジュールや数値上は順調に進んでいるように見えた、とあるプロジェクトで後輩の本音を聞き出した結果、実はタスク化されていない重大な要件が未着手のまま残っているという大問題に気づくことが出来ました。

(後輩たちは、要件が未着手なことは知っていましたが、その作業を実施するとなると仕事量が一気に増えるため、その要件自体をなかったことにしてしまおうとしていたのでした。そのまま気づかずに納品まで行ってしまったら、部長の首一つくらいは飛んだかもしれません)

おまけ:ただで飲み食いできる……?(笑)

ここまで4つの主なメリットを述べてきましたが、ほとんどが人間関係に関する内容でした。「飲みニケーション」なんていうと「古い」と言われてしまいそうですが、やはり飲み会の場は普段と違うコミュニケーションをとるにはよい機会です。

それだけじゃ足りない、というあなたは、経費を利用してタダで飲み食いできる、など、自分なりのメリットを探してみてください!