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職場で認められる為の、正しいコミュニケーションの取り方とは?

営業や接客業でコミュニケーション能力を身に付けている人は強い!以前私は従業員の多い大企業に務めており、途中入社の方が新卒入りの社員を簡単に追い抜いていくのを度々見かけましたが、やはり前職でコミュニケーション能力を身に付けている人は凄いなと感じさせられます。

私の体験談からひとつコミュニケーション逸話を紹介させて頂けるとしたら、「挨拶マン」がとても印象強いですね。私が務めていた会社は社員平均年収600万前後の企業なのですが、期間契約の方もとても多く、正社員登用試験制度があるため、期間契約の方はかなりの人が正社員を目指してそれを受けます。

平均30倍程度の合格率なのでほぼ受かることはないのですが、部長クラス(千人程の部下を持つ管理職)になると試験の点数関係なく人事に口利きして白紙でも合格させたり出来るのです。

普通なら期間契約の方はもちろん、一般社員の人でも部長クラスの人間と話すことはないのですが、その「挨拶マン」はすれ違う人全員に(掃除のオバちゃんにまで)大きな声で挨拶することで有名であり、部長も2、3度それを目にしていたそうで、関心した部長から正社員試験を無条件で通して貰っていました。・・・まぁ、当の本人は正社員になったとたん名物挨拶はどっかいっちゃたんですけどね(笑)

スミマセン、前置きが長くなってしまいましたがコミュニケーションの基本である挨拶ひとつで自分の人生を変える極端な例もあるわけですよ。そこで今回は職場内でのコミュニケーションの必要性と活用法について紹介させて頂きます。

人柄査定の重要性を認識する

務めている企業によって、ノルマや成績で大半の昇級査定が決まってしまうところはいいのですが、事務職や製造関係、サービス関係など作業自体に付加価値の付けづらいところは平然と人柄査定がなされたりします。早い話、上司から人間的に気に入られたら出世しやすいと言うことです。

人一倍真面目に仕事をしているのに同期から差をつけられる、といった方はコミュニケーションの取り方に差があるのかもしれません。いつの時代もゴマすりが有効なのは、人を評価するのは結局人だからです。

ただのゴマすりにならない為の全方向へのコミュニケーション

ゴマすり=上だけのコミュニケーションです。良く見かけるのが部下・同僚にはそっけなく、上司に対してだけ愛想が良い人。こういう人は、ある一定で昇格が止まりがちです。何故なら実務において他の人から協力が得られずどこかで行き詰まってしまう危険が大きいからです。同僚や横の繋がり(他部署の人)、後輩、部下ともに全方向へコミュニケーションをとってこそ本質的な効果があると言えます。

そもそもコミュニケーションってなんなの?

簡単に言えば相手と面識を持つこと、つまり仲良くなることです。今まで会話したことのない人に「おはようございます」と挨拶をして、返事が返ってくるだけでも立派なコミュニケーションですね。お互い接点がなくとも挨拶を重ねるうちに自然と会話するようになります。無理に世間話をしないといけないなどと気負う必要はありません、笑顔で会釈するだけでも最初は十分です。

一方的なコミュニケーションにならないよう気をつける

相手が喜ぶコミュニケーションは「聞き上手」です。とっかかりこそ「話し上手」が有効と言えますが、親密度を増すためには相手の話にキチンと耳を傾け相槌を忘れずに。相手のテンションが高い時は心持ち大げさにリアクションをとったり感想を述べると効果的ですね。

部下や後輩に舐められるから・・・は危険な認識

よくコミュニケーションの取り方で部下や後輩に大きな態度をしめす方は、大体「下の者に舐められる」と言った事を考えていると思いますが、正直常に優しい態度で接しても、此方の意思をはっきり伝え、誠実な行動を心掛けていれば相手も相応の態度で接してくれます。逆に必要以上に大きな態度でいるとそれこそ影で「舐めたこと」を言われる事が多いですね。

コミュニケーションが苦手な方は余り難しく考えてはいけません。笑顔を意識して挨拶を心掛けていればいずれ向こうから話しかけてくることもあるでしょう。その時キチンと返答することさえ気をつければ確実にコミュニケーションは成立するのですから。