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天職なんてある?天職を見つけて輝いている人の共通点とは?

1.思いがけないところに天職はある

お勤めしている方は是非社内を見渡してみてください。いわゆる「花形」ではなくむしろ地味な部署に、いらっしゃいませんか?輝いている人。なんとなく過ごしていると見過ごしてしまうのですが、どんな会社にも一人や二人は、「天職」を見つけている人がいます。

誰しも自分を基準にものごとを見るので見過ごしてしまうことが多いのです。憧れの花形部署で活躍しているAさん。素敵だなあ、と思いますよね。でも憧れるけど私はとてもAさんみたいに活躍できないわ。なんて思うことも多いのではないでしょうか。ついつい、目立つ部署、目立つ人を見てしまうのが人の性。でも、もっと客観的になってもう一度周りを見てみてください。

ザ・経理マンのBさん。スーパー事務のCさん。クレーム対応のDさん。などなど。きっとご本人は最初からそこにそんなにピッタリだなんて、思っていなかったと思いますが今や自他ともに認める「ピッタリさん」。羨ましい限りです。大きな会社で「適材適所」を目指しているところは数あれど、本当に適材適所が体現されている人って、そう多くはないのが現実です。

2.天職を阻むもの

天職と言うからには自分自身もそして周りの人からも「ピッタリ」と認めるようなポジションでなくてはなりません。この「自分自身」が認めるという部分。結構なハードルです。なぜならば、自分では「私は社長の秘書としてなくてはならない存在になりたい!」と思っていても客観的には秘書というより営業向きだったりすること、けっこうあるんです。

自分を適正に客観的に見るということ、これは簡単なようでとても難しいと思います。ご自身を過大評価している人、過小評価している人、大勢います。自分では適正に評価しているつもりの方にお勧めの適正評価指標はこちら。

「私ってこういう人」と目上の人、目下の人、友人、家族、全ての人に同じ言葉を言えますか?

例えば内心「私って気が利く」と思っているとします。でも誰もあなたに「気が利くよね」とは言ってくれない。自分から言うのもどうかと思うけれど、夫に「私って気が利くでしょ?」と言ってみる。

「まぁ、そうね」なんて返事が返ってきて気を良くしたあなたは同僚に「ほら、私って気が利くから」なんて軽口ついでに言ってみる。でも反応はイマイチ。上司に「私、気が利きますから」と接待要員に加えてもらおうとアピールしようと思うけれど、何となく言い出しにくい・・・なんて場合、あなたは本当は気の利かない人であることが多い。

自分のことは自分が一番わかっている、とよく言いますが、これは天職を見出す上では邪魔になることが多いのです。仕事ってやはり他人が評価するものです。周りの人が「向いている」というものはあながち間違っていないもの。時には周囲の声に無心で耳を傾け、自分はどういう人間なのかを観察して見ると良いかと思います。そして、他人の評価する一言で本当に当たっていることは、ストンと腑に落ちます。

私は先日ある人に「恐怖心が薄いんだね」と言われました。初めて言われたことですし、それまでは自分のことを「痛みに強い」とは思っていましたが、恐怖心が薄い、という表現により納得しました。そんな風に、思いがけない人から真実がもたらされる事はよくあります。

3.天職に巡りあうには

客観的に見て天職に巡りあっていると思われる方々の多くは「期せずして」そこにいます。やはり肩の力を抜いて自然体でいると天職は向こうからやってくるのでしょうか。でも、ただ待っているだけでやってくるとは思えません。

今、自分は天職についている、と思える方々はきっとものすごく幸運な方々です。もちろん、努力して得た職のことも多いでしょう。そうではない方々が天職に巡りあうには、まず第一に今自分のいる場所と自分がどれだけのズレを持っているかを確かめることから始めましょう。

「私、もったいない」と思う部分がどれだけあるか、が「ズレ」の大きさだと思います。自分で思っていたよりもずっとフィットしている、そんなケースも多いかと思います。その場合は自分さえ認めればきっとそれが「天職」。

ズレが大きいな。と思うあなたは、より自分が自然体でいられる場所はどんなところか、想像を膨らませてみましょう。行きつく先がイメージできれば、自ずと道は拓けます。きっと。