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ミスした人を怒れないのはイヤな気持ちになりたくないからですか?

仕事をいつも完璧にミスなくこなす…。そんな人がいたら、一度お会いしてその秘訣を聞いてみたいものです。しかし、実際はそんな人、筆者の周りでは見たことがありません。大なり小なり、何かしらのミスはつきものです。

誰だってミスはします。そんなとき、周りの人のミスに対してあなたはどういう態度をとりますか。きちんと注意・アドバイスができていますか?それとも、何も言わずにフォローするだけですか?あなたがミスした相手に対して何も言えないのは、相手を想う優しさからですか。自分が傷つきたくないからですか。

ミスしたときの対応で相手との信頼関係が生まれます

筆者が会社員だったとき、ミスした人をきつく怒る人と、何も言わずにいつもお世話になっているからと黙ってフォローしている人がいました。ミスした人に対してきつく怒る人は、もちろんそんな怒り方では相手は委縮してしまい、ますますミスをしてしまう悪循環にはまります。怒ることも大切ですが、どうすればミスがなくなるかを一緒に考える方が大切ではないでしょうか。

しかし、今回、筆者が気になっているのは、ミスした相手に対して何も言えない人です。たまにいらっしゃいますよね。「どう怒っていいかわからない」とお悩みの方って。筆者からしてみればその悩みは???です。

まず、なぜミスした相手に対して「怒らないといけない」と思っているのでしょうか。無意識のうちに、ミスはいけないことと決めつけているのでしょうか。その考えの方がよっぽど危険ではないでしょうか。

ミスはないにこしたことはありません。しかし、ミスなしには成長はできません。どうすればミスがなくなるか、どこに注意すればいいかを考えるからこそ、よりよい結果を出せるのではないでしょうか。

ミスした相手に対して怒れないのであれば、怒る必要はありません。どうすればもっと効率よくできるか、どこに注意すればミスが減るかをアドバイスしてみるのはいかがでしょうか。どうすればいいのか、の改善策を相手に考えさせてあげればいいのではないでしょうか。

自分で考えたことを行動に移し、結果を出すことで相手の自信にもつながります。

そうして、相手に自信をつけさせてあげることが、ミスした相手に対してあなたができることではないでしょうか。

相手を怒ることで嫌われると思っていますか?

怒ることだけがあなたの役目ではありません。ミスはいけないことでもありません。あなたがミスした相手を怒らないといけない、と思う理由はなんですか?そして、怒れない理由は、どう怒っていいか分からないだけですか?本当は、嫌われたくない・傷つきたくない、自分の弱さではないですか。

怒ったときに嫌われる人は、自分の感情にまかせるからです。ミスした事実のみを相手に伝え、その解決方法を考えるようにすれば誰もあなたを怖がらないし、嫌いにもなりません。

ミスした人がいたときは、その事実をしっかり相手に反省してもらい、解決方法を一緒に考えてあげましょう。あなたの役目は答えを教えることではありません。ヒントを与え、相手に答えをださせることです。自分でだした答えでなければ意味がありません。ぜひ、ミスして自信を失いかけているあの人に、自信を取り戻させてあげましょう。