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本気で働く気があるなら父母会用の服装で面接に行くのはやめるべき

子育てが多少落ち着いたお母さん。そろそろ働きに出ようかな、と考える人もいることでしょう。お子さんが学校に行っている間だけのパート勤務を希望する人が多くみられますが、完全にフルタイムに戻りたい人も少なからずいます。

経済的な問題でそうせざるを得ないこともあるでしょう。また、社会人として経済的に自立した自分でいたいと考えることだってあるかもしれません。いずれにしても、まずは求人の募集に応募し、面接などの採用過程に進んでいくことになるわけですが…。

仕事に対してブランクがあった人の場合、面接に何を着ていくか迷ってしまうことがあるのだとか。かつての通勤着が問題なく着用できるならそれでよいのでしょう。しかし、出産、子育てなどを経て体型が昔と変わってしまった場合。また、かつて着ていた通勤着が明らかに流行遅れになっていると困るかもしれません。

父兄会に着ていく服はあくまでも『親』仕様に見える

子育てをしているからと言って、もちろんまったく外出しないわけではないでしょう。たまにではあってもショッピングや友人とお茶をする機会だってあるでしょうし、公園デビューだってしたでしょうし。しかし、そういう時は比較的カジュアルな服装ではありませんでしたか?冠婚葬祭があったとしても、そういう場で着る服装は面接用とは違いますし。

意外にも面接に対応できる服装をする機会は仕事を離れてしまうとそう多くはありません。となると、やはり父兄会に着ていく服装になるでしょうか。そこで、面接に行くために父兄会に着ていく洋服を引っ張りだすわけです。

もちろん、学校のカラーによって父兄会の服装にもかなりの幅があります。かなりくだけたカジュアルでも問題のない学校もありますし、すわ合コンかと思うようなお母さんが集う場合もあるわけです。

とは言え、まともな社会人としての常識の範囲におさめる、という大まかなラインはあるわけです。おおざっぱに言えばカジュアル過ぎず、堅苦しすぎず、というあたりでしょうか。

そこできちんとした感じに見えるワンピースだとか、季節によっては少しドレッシーなカーディガンや柔らかめのジャケットなどを合わせるわけです。こういった服装は父兄会に着て行くには一番無難なあたりなのかもしれません。

では、面接の場としてはどうなのでしょうか。一言で言えば、まあ、悪くはないのでしょう。しかし、全体から受ける印象は良くも悪くも『父兄会』そのままなんですね。良き母であり、良き妻なのでしょうが、仕事のイメージとは少しずれています。ちょっとしたパートぐらいならそれでもいいのかもしれません。しかし、フルタイムでしっかり仕事に復帰したい人にはおすすめできません。

人は見た目によって判断される

ふんわり、ほんわかとした優しいママ。母親のイメージとしては得点が高いと思いますが、それは必ずしも働くイメージにイコールとはなりません。見た目だけで判断しないで!別に変な格好をしているわけじゃないでしょ!? …と反論したくなる人もいるでしょう。もちろん服装だけでその人を正確に判断することなどできるはずはないのですから。

しかし、人は見た目によって判断する生き物なのです。そこを履き違えて細かな努力を怠っていると、「パート希望のお気楽ママ」と思われても仕方がありません。何も新しい洋服を新たに購入し、全身を隙なくかためて再就職に臨め、と言っているわけではありません。ちょっとした工夫だけで手持ちの服装の雰囲気はかなり変えられるものなのです。

例えば、フェミニンなワンピースはそのまま活かすとして、羽織るジャケットをシャープなものに変えるだけでもイメージはがらりと変わります。もしくはドレッシーなカーディガンやソフトなジャケットはそのまま利用し、シンプルなカットソーと膝丈のタイトスカートを選ぶだけでも雰囲気がぐっとしまるでしょう。

たったそれだけのことでも、面接における雰囲気が『仕事』を連想させるものに変わるとしたら、やらない手はないと思いませんか?これから先フルタイムで働く気持ちがある人は、オンとオフの使い分けをするためにも、そのような細かい部分に気を回すことが大切です。