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まずは見方を変えてみよう!イヤなお客さんとの付き合い方

苦手な人、どう話してますか?

社会に出ると、どうしても苦手な人とも付き合わなければならないことがありますよね。学生時代なら付き合わなければいい話ですが、取引先や上司だとそうもいきません。今回は苦手な人となるべくストレスをためずに付き合う方法を考えてみたいと思います。

相手も同じように思っているかも!?

実は、自分が苦手と思っている相手も、同じように自分に苦手意識を持っているということはよくあります。何となくそういう雰囲気をかもし出してしまうんですね。恋愛では「一度告白された相手のことを好きになりやすい」と言いますから、それと似たようなものでしょうか。

でもビジネスの場では、さほど気にしすぎることもないように思えます。あくまで仕事が目的であって、付き合うのはおまけのようなものですから。失礼のないように振舞えば、仲良くはなれなくても問題が起きることはないでしょう。顔や声色に感情の出やすい人は要注意ですが。

筆者も以前勤めていた会社の上司に「お前は声に気持ちが出てるから、気をつけたほうがいいよ」と言われたことがあるので、人事ではないのですが……。言われたのが辞める直前だったので、仕事に生かすことはできなかったのですけれども。どうせならもっと早く言ってくれればなあ、と思ったものです。全く自覚がなかったので、悔しかったですね。

意外と共通点があったりして

でも、お互い仕事上の付き合いだからこそ歩み寄れる可能性もあります。誰だって気まずいままよりは、親しくなったほうがいろいろと話しやすいですからね。飲み会でたまたま隣になったとか、好きな食べ物が同じだったとか、そんなところから話すきっかけが生まれるかもしれません。

小物や文房具をきっかけにしてみてもいいですね。「それいいですね。どこで買ったんですか?」なんて話しかけてみるだけでも、ちょっと変わりますよ。これまた筆者の経験談なのですが、とある取引先の方に「青が好きなんですか?」と聞かれたことがありました。その時使っていた手帳やバインダーが全部青系統の色だったので、その方はそう思ったのでしょうね。

そこから文房具や手帳の色などの話になり、ちょっと盛り上がりました。「男性向けの手帳は黒か茶色か赤しかなくて飽きる」とか、「来年の手帳を買ったら上司とかぶっちゃって、微妙な感じなんですよね」とか。文房具だけでもいろいろ話が広がるんだなあ、といい勉強になりました。食べ物や飲み物の話だと好き嫌いが分かれやすいですが、文房具ならその可能性も低いですしね。

言葉を置き換えて考えてみる

ちょっと困るのが、感情的な相手の場合。よく笑うとかそういうレベルならいいのですが、たまにいつでもどこでも怒っている人っていますよね。あるいは、気分屋さんな取引先とか。これが一番やっかいかもしれません。

私の経験上、そうした人にはオドオドした態度を取ると逆効果だと思います。あくまで冷静に構えておき、同じ姿勢を崩さないことです。そして「今怒ってるな」「忙しいから多分気が立ってるな」というときには話しかけないこと。複雑な話や重大な話をするのも厳禁です。

そのうち何となくコツがわかってくれば、逆に目をかけてもらえることもあるので、一概に感情的=悪いともいいきれません。感情的な方の多くは、一度「コイツいい奴だな」と思ってもらえれば、その後良い関係を作りやすいように思います。情が深い・濃い人ともいえますからね。ぜひうまく付き合って、味方になってもらいましょう。

仕事を円滑に進めるために

スムーズに仕事をするには、人間関係も円滑にしたほうがいいにきまっています。しかし無理して相手に合わせ続けると、限界が来るのも時間の問題。媚を売ったりヘコヘコ頭を下げるのではなく、相手をよく見て対応しましょう。そして会話のきっかけを見つけたら逃さないこと。これだけで結構違ってきますよ。