平日休みは意外に便利!土日にこだわらなければ広がる転職の可能性
週末はお休み――。小さな頃からそのようなサイクルで生活をしていると、簡単にはその感覚がぬけないものです。
また、世間もそれが前提で様々な仕組みが出来ていることは否めません。これはもう、ある程度は仕方がないことなのでしょう。
そのため、転職先を探すうえでも土日祝休みの仕事を希望する人が圧倒的に多いのは、言うまでもありません。……ということは、つまり平日休みの仕事の場合、ライバルが少ない、ということでもあります。
平日休みのメリットは
そして一度でも平日休みの仕事を経験してみると、これが意外に便利だという意見が多いのをご存知でしょうか。
ありがちなところでは、平日だと普通に銀行や役所での用事を済ますことができる、ということでしょうか。それから、病院にも通いやすくなります。また、お店はどこも週末よりは格段に空いていることが多いでしょう。
週末は何時間も待つのが当たり前の遊園地やテーマパークでさえ、さほど待つ必要がありません。
その遊園地やテーマパークに一緒に行きたい友人や恋人と休みが合わないから平日休みはイヤだ。そう言われてしまえば、それまでなのですが…。
土日休みだろうと平日休みだろうと、どちらもメリット、デメリットはあります。しかし経験してみてないとわからないことだってたくさんあるんです。
転職を考えている場合、休日のみにこだわり過ぎるのはいささかもったいない気がしませんか?
生活パターンに合わせて転職する
とは言え、結婚して家庭を持ち、小さな子どもがいる状況の中では、どうしても土日休みを希望せざるを得ないでしょう。夫婦で休みが合わないと、なにかと不便だと思います。
そこにお子さんが加わってくれば、いいも悪いも選べないのが現実なのかもしれません。お子さんを優先して、やりたいことを我慢しているケースはきっと多いのでしょう。
しかし、やがて時が経てばお子さんは成長します。「親と週末を過ごすなんてまっぴらだ」そう言うようになったら、いよいよ平日休みの仕事を視野に入れてみてもよいのではないでしょうか。
特に母親の場合、それまではお子さんの保育園や学校にあわせた就業時間帯、休日を優先していたことでしょう。そして、どうしても短時間労働であったり、補助的な業務に甘んじることが多かったりと、仕事のやりがいを求めるどころではありません。では、お子さんが成長した後の人生はどうしますか?
もし仕事をバリバリやっていきたい気持ちがあるのなら、平日休みの仕事は希望者が少ない分、やりがいのある仕事に就けるチャンスです。
今はムリだとしても、時が来たらぜひ休日の曜日だけにこだわるのではない、内容重視の仕事選びにチャレンジしてみてください。
では、家庭を持つ前の独身者の場合はどうなのでしょうか。前述しましたが、平日休みを敬遠したくなる大きな理由。――友人や恋人と時間が合わなくなる、ということが大きくあげられます。
しかし、休日のたびに友達と遊びに行く回数、それはずっと年月が経っても変わらないままなのでしょうか。確かに新卒の頃は学生時代の友人と遊び歩くこともあるでしょう。
しかし、やがてはそれぞれの生活パターンにシフトしていくものです。
同じ職場の仲間と過ごしたり、仕事に関係する場所で恋人ができるかもしれません。
そうなれば、平日休みだろうが土日休みだろうが、あまりこだわり過ぎる必要がなくなりそうです。
土日休みの恋人と予定が合わなくなるのがどうしてもイヤだから平日休みを敬遠する場合。これはもう、個人の問題ですから他人がとやかく言うことではありません。
つきあっている相手がいない人であっても、平日休みは出会いのチャンスが少ないからイヤだ、と考える人は多いようです。
出会いのためだけに土日休みにこだわる人が、果たして魅力的に見えるかどうかは、はなはだ疑問ではありますが。現在は様々な婚活等の場が設けられ、平日休みの仕事限定、という集いもあるようです。
自分でやりたい仕事があり、もしもその仕事が平日休みなのだとしたら、まずはあれこれ考えすぎずにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
そして働いてみて、やはりどうしても土日休みの仕事に戻りたいと思ったら、平日休みは転職活動がしやすいというメリットがありますし…。いずれにせよ、経験しないうちから不安ばかりを募らせたところで意味はありません。
可能性を広げてレベルアップを
休日の曜日にはこだわらない。
シフト制の仕事でもOK。
交代勤務でもかまわない。
もしも上記のように許容範囲を広げることができたら、転職の可能性は驚くほど広がるでしょう。給与面、仕事の内容、勤務場所…。転職によって以前よりもレベルアップできる項目が増える可能性があるということです。
転職は気負いすぎてもいけませんが、人生においての重要な岐路であることは間違いありません。少ない分母で転職活動するより、少しでも可能性を広げてよりよい転職を目指しましょう。