クッション言葉を活用して、円滑な人間関係を築きましょう!
仕事中、社内外を問わず誰かと話すとき、相手をイラッとさせた経験はないですか。自分では気づきにくいとは思いますが、逆に、相手から言われてイラッとしたことはありませんか。イラッとした経験があるのなら、相手をイラッとさせないような言い回しにしましょう。
イラッとしたことは何度もあります
筆者も会社員だったころ、お客様や先輩社員の口ぶりに思わずイラッとしてしまったこともあります。仕事が忙しかったり、筆者自身に余裕がなかったりすると、いつもは受け流せることも受け流せない、そんなときもありました。
みなさまもきっと経験あると思います。一番筆者がイラッとしたのは「頭ごなしに注意をうけること」でした。仕事をしている最中に、唐突に「これさぁ~」と話しかけられると、急いで仕上げたいことをしているときは、かなりイラッとしました。今じゃないとダメなのか、と。(大抵、今じゃなくてもいいことだったりします…)
話しかける前に、一言「今、平気?」と確認すればいいだけの話です。お互い仕事をしているのですから、いくら相手が自分よりも格下だとしても、相手を気遣う一言がでなければより良い関係は築けません。
また、お客様でもいきなり電話口で仕事の話を始める方がいました。同じお客様からいくつも仕事を引き受けていれば、どの仕事の話をしているのかなんて、こちらでは分かりません。
確認すると「だから言ってるでしょ」と少し口調が荒くなる方もいました。年上のお客様に多かったのですが、ため口で仕事の話をする方もいました。社内の人間ではないのですから、いくら年下といっても、社外の人には敬語を使いましょう。
気を付けるのは直接的なやりとりだけではありません
今の時代、電話だけでお客様とやりとりすることは少ないと思います。FAXやメールなども駆使して仕事を進めていると思いますが、このときの文章にも相手を思いやる気遣いが必要です。特に、文章だけの場合、声色や表情から相手の様子を読み取れないので、電話よりもさらに気を付ける必要があります。
相手を思いやるクッション言葉として
- お忙しいところお手数ですが
- お手数おかけいたしますが
- お手すきの際に
- ご面倒をおかけいたしますが
- 恐れ入りますが
- ご迷惑でなければ
などがあります。みなさまはうまく活用できていますでしょうか。
会話をしていると、ついつい自分が言いたいことだけ言ってしまう。そうならないためにも、ワンクッション柔らかい言葉を入れることをおすすめします。相手を思いやる言葉がけをすれば、誰だってイヤな気持ちはしないはずです。
どんなに忙しくても、話くらいは聞こうという気持ちになります。自分だったらどんな風に声を掛けられたらうれしいか。それを相手にも試してみましょう。