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仕事のやりがいがないと言う人へ。やりがいとは一体何か?

仕事にやりがいがもてない。やりがいのある仕事に就かせてもらえない。こんなことを漏らす人あなたのまわりにもいませんか?では「やりがい」とは一体何なのでしょうか、やりがいの正体を知れば、明日からあなたにも「理想のやりがい」が訪れるかもしれません。

やりがいの正体とは?!

漢字で書けば、「遣り甲斐」です。意味としては、それをするだけの価値を感じたり、気持ちに張りが出たりすることという意味ですが、これを見ても分かるように、非常に抽象的で、ただの表現方法とも捉えられます。やりがい自体は一貫性のある事柄ではなく、常に人の心の状態を指しているのです。

一般的に「張り合いがある」という仕事は、奉仕とか社会貢献とか、自己承認欲求が満たされる、といった場合に使う事が多いように思います。つまり、大手チェーン店で毎日同じ分量でメニューをつくるだけの仕事よりも、自分のお店で好きなものを自由に作るほうが、やりがいがある。といった具合です。しかし、本当にそうなのでしょうか?

人の適性は様々、やりがいが無い!と言う人と言わない人

近年、様々な仕事が増え、サラリーマンが安泰!という人が昔よりも多くないように思います。生活も多様化し、人は自分の欲求の通りに仕事ができる事がイコールやりがいなのだ、それに伴う苦労ならできるのに。という考え方をする人が増えてきているように思います。しかし、現実的にそんな人ばかりであれば、社会はとっくに崩壊しています。

声をあげるひと、不満の声は高まりやすく、大きな塊のようにみえますが、実際は、コツコツと働く人のほうが多いからこそ、社会は成り立っている事を忘れてはいけません。やりがいがない!と騒いでいる人ばかりではないと言う事です。

やりがいとは与えられる条件ではなく自分で作る状態

この仕事にはやりがいを感じない。やりがいのある仕事をさせてもらえない。私は、こういう考え方では一生本当の意味で「やりがいがある」という状態にたどり着けないと思っています。周りに依存したり、与えられた条件の中でやりがいを見つけ出せなければ、本当に良い条件の時でさえ、最高の状態のやりがいを見つけられず、良い結果も残せないと思うからです。

やりがいとは、どんな状況で、どんな条件の仕事でさえ、見つけられるとすら思っています。それが、個人の能力の有無と比例してると考えています。たとえば、毎日同じ注文の発注を繰り返し行うだけの仕事でさえ、人間のやることですから、ミスが発生します。単調な仕事ですが、そのミスを一つでも無くす事が私のやりがいです。と答える事が出来ます。

もちろん適性もありますが、多くの場合は「真剣に取り組むこと」と「やりがいのある状態」とは密接な関係にあると言えると思います。つまり、業務の種類に関係なく、真剣に仕事を行う事がやりがいのある状態に導いてくれるのではないでしょうか。

やりがいとは、心の状態です。やりがいがある、やりがいがないというのは自分の心のあり方一つなのです。自分が好きで好きでたまらない仕事に就いたとしても、「最近は仕事にやりがいを感じない」と言いだす人がいるのも、仕事の条件とやりがいがあまり関係ない事柄だからだと思います。環境の不備を探すよりも、自分がやりがいのある仕事をしてる状態に、どうしたらなれるのか?という事を考えて、真剣に今ある仕事に取り組む事が、やりがいある仕事に巡り会う第一歩ではないでしょうか。