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就活中、スーツを着ている間は常に見られている意識をもとう

就職活動をしている学生のみなさんは、日々、着慣れないスーツを着て様々な場所に出かけたり、言いなれない敬語で自分をアピールしたり、好印象をもってもらえるよう、マニュアル本に書いてある通りに明るく・元気に振る舞ったり…。ただでさえ疲れるのに、これからもしかしたら働くかもしれない会社だと思うと、常に緊張の連続で気が休まりませんよね。

筆者も就職活動をしていたころは、いろんな会社の説明会や面接に出向いていたので、毎日、緊張の連続でした。ただ、就職活動をしているときは気づかなかったのですが、「就活生」って思っている以上に目立つんです。

リクルートスーツを着ていると、なんだか視線を感じませんか?

筆者自身、就職活動をしていたときに、道を歩いていても、電車に乗っていても、普段よりもすごく周りからの視線を感じていました。自意識過剰かな?と思っていたのですが、友達に話しても同じように感じると言われ、意気投合したのを覚えています。その時は、ツラい就職活動をみんな経験しているから応援してくれているんだ、などと大して気にもしていなかったのです。

なので、説明会の帰りの電車の中でもらった資料を読んだり、たまたま仲良くなった同じ就活生とワイワイおしゃべりしたり…。説明会や面接が終わるとホットしてしまい、その会場をでたあとの自分の行動を気にすることまでは気が回らなかったのです。周りからの視線を感じていたにも関わらず…

どこにいても油断することなかれ!

就職活動中に感じた視線…。社会人になった今は、なぜ目立つのかわかるようになってきました。どんなにきちんとスーツを着ていても、社会人ともなれば、毎日スーツ姿の方を見ているので着なれていない感じは一目瞭然です。それ以上に、一般常識としての社会人マナーがまだ身についていないので、スーツを着ていても社会人ではないことが分かってしまうのです。

では、なぜ周りの社会人が就活生を気にしてみてしまうのか、気になりませんか?もちろん、厳しい就職活動を乗り越えてきたので、応援している気持ちもあります。同時に、この子と一緒に働きたいかどうかを判断しているのです。

就職活動中、マニュアル本には説明会や面接会場での立ち振る舞い方が丁寧に記述されています。コートはどのタイミングで脱ぐか、お辞儀はいつするかなど、直接合否に影響がでる場面での対応ならみなさんソツなくすることができると思います。

しかし、希望する会社で働いているのは人事や役員の方だけではありません。営業部の方の移動手段が電車なら、同じ車両に説明会で話を聞いた会社の方が乗っているかもしれません。たまたま入ったカフェに、総務の方が休憩をしているかもしれません。

いつ、どのタイミングで希望している会社の方と出くわすか分からないのです。電車で会社のパンフレットを読んでいるのを、その会社の人が見たらどう思うでしょうか。ましてや、だらしない姿勢でクチャクチャとガムを食べながらだったら…一緒に働きたいと思うでしょうか。

慣れないことの連続で疲れているのも分かります。休憩も思うようにとれず、お腹がすいているのも分かります。ただ、その行動を見たときに、一緒に働きたいと思ってもらえるかどうか…。それを意識してこれからの就職活動を過ごしてみてはいかがでしょうか。