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「犬」のような人懐っこい性格の人が、会社で可愛がられる理由

普段のあなたは、周りの人とわいわい騒ぐような、人見知りをしないタイプでしょうか。それとも、気心の知れた数人とだけ親交を深めるようなタイプでしょうか。

どちらのタイプにせよ、会社では人懐っこい性格の方が、意外にも周りの社員からかわいがられます。

どんなに一人で黙々と作業を進めたいあの人だって、いつもご機嫌悪くイライラしている様子のあの人だって、実は話を聞いてほしいものなのです。

ただ単に、どんなときでも構ってほしいわけではなく、自分が話を聞いてほしいときにだけ聞いてもらいたいと思っているから、普段は話しかけにくいと周りが感じてしまうだけなのです。

そんなちょっと気難しいタイプの人にでも、タイミングを見計らって声を掛ければ、必ず喜んでもらえます。筆者が実際にそうでしたから。

会社ではなるべくいろんな人に話しかけていました

筆者が会社員だったころは、同じ部署の人だけではなく、いろんな部署の人になるべく話しかけたり、質問したりしていました。

そう言うと、筆者のイメージは「人と話すのが好き、社交的、明るい、人懐っこい、誰とでも仲良くできる」そんな風に思われることが多いのですが、決してそんなことはありません。

自分で言うのもなんですが、めちゃめちゃ人見知りをします。初めて会う人はもちろんのこと、そこまでよく知らない人と話すときはすごく緊張します。今だって、どうすればいろんな人と仲良くできるのか探っている状態です。

もともと、人と話すのが苦にならないのでは。そう聞かれることもあります。それも当てはまりません。

友達だって、仲のいい少人数で過ごしたいと思うし、大勢でわいわい騒ぐことは苦手です。もちろん、友達も多い方ではありません。

そんな筆者が会社でいろんな人と話せるようになったのは、たまたま隣の席だった先輩社員のおかげでした。

その先輩は、筆者が入社したばかりの頃から、よく気にかけてくれ、話しかけてくれました。小さな変化に気づいて褒めてくれたり、仕事のこともいろいろ話してくれました。

なかなか会社の人と話せない筆者を、何人かで話している輪の中に入れてくれたり、筆者とその先輩が話しているとき、他の先輩社員を話に加えたりしてくれました。

そうした気遣いをしてくれたおかげで、自然といろんな人と話せるようになったのです。

そして、実際にいろいろ話してみると、見た目の印象とは違ってクールなのに実はそそっかしかったり、ふわふわしてそうなのにツッコミキャラだったりと、意外な発見ができたのです。

また、仕事のことも他の部署ではどのように作業を進めているのか話を聞くことができ、そうするのなら、筆者のところでこうした方がやりやすいのでは?と仕事をもっと効率よくするための方法を一緒に考えたりもしました。

そうやっていろんな人の話を聞くことで、筆者自身かわいがってもらったという思いがあります。

話を聞かなくても仕事はできます。しかし、よりよく仕事を進めていきたいと思ったら、まずはいろんな人の話を聞いてみるのはどうでしょうか。

いつも機嫌が悪そうにしていても、タイミングさえ間違わなければいろんな裏話を聞かせてくれるはずです。ぜひチャレンジしてみてください。