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仕事が見つからないまま退職してしまったときのアルバイトの探し方

職場での待遇悪化、人間関係のトラブル、仕事の先行きに不安を覚えてなど、退職理由は人によってさまざまです。人間、追い詰められれば、動物と一緒でしゃにむに逃げてしまうことだってあります。そんなときの危機管理はできていますか?

最低限度、生活していくための糧を得るには、とりあえずのアルバイトも致し方ありません。そんなときに、どんな種類のアルバイトがあるのか知っておくのもためになるはずです。アルバイトには、大きく分けて短期と長期の2つの選択肢があります。

短期アルバイトの特徴とメリット

短期のアルバイトには、夏季のハイシーズンに沖縄などで募集されるリゾートバイトやスキー場、GW、盆正月などのホテル旅館などの求人があります。それ以外にも、イベント開催期間だけの求人、交通量調査のように官庁や企業がさまざまなデータを収集するための求人から、派遣会社からの短期派遣(マネキンなどがこれにあたります)、なかには学校の統廃合で物品を移動するだけの市町村のバイトなども存在します。

特徴としては、期間限定で比較的高収入を得られることがあげられます。会社側も短期間の労働力を欲しがっているだけですから、少しでも条件をよくしないと人が集まらない理由があるわけです。短期のバイトの中には、特殊な職種が多く、製薬会社がときどき集めている治療試験なども含まれます。拘束時間は、比較的長いものが多く、その分収入も多くなります。

長期アルバイトの特徴とメリット

典型的なアルバイトに、飲食関係の接客業があります。居酒屋などでは、夕方から深夜の仕事になるので従業員の入れ替わりが激しく、常に募集しているようなところもあります。例外的に若い世代だけで店のテーマを決め、まとまりのある職場もあります。そういうところでは、バイトでも10年以上勤める人もいて職場環境はいいようです。

営業系のアルバイトは、電話セールスやエリアを指定してローラー営業をかけるための労働力としてのアルバイトもあります。セールスのマニュアルは、どこも一定の研修があるのが普通です。成績が良ければ正社員登録をしてくれる可能性もあるので、評判のよくない会社でなければやってみる値打ちがあります。アルバイト期間中には、ノルマがないことが多いようです。

販売系のアルバイトには、アパレル関係、雑貨量販店の売り子、コンビニや食品関係のスタッフ、家電や携帯電話の販売員など職種が豊富です。時給はそれぞれ800円から高いものになると1000円で、シフト制を敷いてバイトの時間帯を選べる職種が多いのが特徴です。不思議なことに、正社員の退職者が多くても意外にバイトにとっては居心地のいいところもあります。

ホテルやレンタカーなどのサービス系アルバイトの場合は、シフト制になっていることがほとんどです。例えば、レンタカーのバイトでは、通常8・8勤務と呼ばれるように、午前8時から午後8時までが営業時間です。利用者の免許証のコピー、出発前と到着後の車両確認、洗車のほか、乗り捨てのあったときには、事業所で連絡し合って受け取りに出かけることもあります。

軽作業などの仕事では、大手の家電メーカーが季節物の製造にかかるときなどに募集があります。倉庫での軽作業も、商品のピッキングが主体のところや検品作業が中心のところなどさまざまです。軽作業で一番きつい仕事は、冷凍庫や保冷庫に入らなければならない業種です。庫内と外の温度差が激しいほどきつくなります。いずれにしても、軽作業は単純作業が多いので、飽きやすいのが特徴となりますから正社員向けの仕事としては選びたくないところです。

オフィス系のアルバイトは、顧客情報などのデータを入力するだけの単純なものから、旅行会社のカウンターで旅行の企画をするような知識を必要とするものまで豊富にあります。データの入力などの仕事は、ネット上で登録して自宅でできる仕事としての需要もあるので少なくなりつつあります。SEなどの知識と実力がある人の場合は、アルバイトで慣れてから独立するという方法もあります。

新聞配達や牛乳配達などの配送系の仕事では、ある程度の体力が必要となります。トラックの助手なども荷受と荷下ろしの肉体作業があります。その他の長期アルバイトには、クラブやバーなどのサービス系や塾講師などの教育系といろいろなものがあります。

長期のアルバイトは、自分のライフスタイルに合わせた仕事を選びましょう。行動的な人なら営業や販売、飲食などの仕事がオススメです。あまり人と話すのが得意ではない人は、配送や軽作業などがオススメです。特殊な技術を持った人の場合は、その業界の中で一番居心地の良さそうな会社を探してみましょう。アルバイトをしているだけなら履歴も汚れないのですから。