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まずは自分が後輩にいい手本を見せよう!注意はそれからでも遅くない

会社に何年か勤めていれば、後輩がいる方も多いでしょう。その後輩に直接仕事を教えることだってあると思います。後輩にはどうやって教えるのが一番効果的だと思いますか?あなたなら、どうやって教えられたら一番早く仕事を覚えられますか?

  • マニュアルみたいな手引書を読ませる
  • 口で一から説明する
  • 一緒にやりながら手取り足取り教える

どれも効果的だとは思いますが、後輩が一番見ているのは、教えてくれるあなたの日頃の勤務態度です。どんなに口では「こうしないと」と説明しても、肝心のあなたがしていなければ、後輩はあなたの行動を真似します。

あなたの勤務態度は、後輩に見せても恥ずかしくないものでしょうか。

一度振り返ってみましょう。

教えるには自分ができていないと…

筆者が会社員だったころは、ずっと後輩が入社してこなかったので、人に何かを教える経験はしないまま退職しました。その代り、周りの先輩方から仕事についていろいろと教わりました。

電話の受け答え方、メールの文章の書き方などから仕事の進め方まで、多くのことを教わりました。どの先輩もマニュアルを作ってくれ、一から丁寧に説明をしてくれていたのでとても分かりやすかったです。

しかし、筆者の教わってきた経験上、そのマニュアルと説明だけで全てを理解したかと言えば、そうではありません。日々の先輩方の仕事ぶりを、よく見ていました。休憩時間でさえも、どうやって休んでいるのかを観察していました。

もちろん、帰り方も見ていました。就業時間になったらこそこそするように帰るのか、残業決定だといいながらおやつを買いに行くのか、そこまで見ているのかと思われそうですが、見ています。初めて入った会社なのですから、なおさらです。

社会人がどう働くのかが、筆者には分からなかったのですから、周りを見て同じような行動を取ろうとするのは当たり前の行為です。きっとあなただって入社したころはそうだったと思います。

いろいろ周りの様子を窺って、同じように行動してきたのだと思います。それがいつしか教える立場になり、慣れから行動が怠慢になってきていませんか。後輩には注意しときながら自分ができていなければ、後輩だってあなたと同じ行動をとるはずですよ。

自分で自分は見えないものです

もし、あなたが指導している後輩の行動で注意したい部分があったら、まずは自分がその行動をとっていないか、よく振り返ってください。そして、自分だけでは分からなければ周りに確認してみてください。それでもあなたの行動と後輩の行動が違うようなら、注意をしましょう。それくらいでなければ、人に教える立場とは言えません。

誰かに仕事を教えるということは、自分がそれをできていて当たり前なのです。自分ができていないことを、後輩に求めるのはあなたの評価が下がるだけです。自分がいい手本を見せ続ければ、後輩だってそれを見ているのです。同じように真似をすればできるはずです。ぜひ一度、自分の行動を振り返ってみませんか?成長できるチャンスかもしれませんよ。