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派遣登録したのに仕事の紹介がこない原因は「あなた」かもしれない

派遣登録当日――。登録申込書に記入し、スキルチェックを受け、コーディネーターとの面談も無事に終了。さあ、いよいよ仕事の紹介が始まるのか、と思いきや…。

何も具体的な話がないままあっさりと登録が終了し、「あれ、そんなものなの?」と疑問に思った経験はありませんか?

派遣会社によって具体的な仕事紹介までの流れはそれぞれです。コーディネーターが仕事の内容や条件について詳しく話しをするところもあれば、担当営業と交代して進める場合もあるでしょう。

ですから登録当日に即仕事の紹介はせず、一度営業を交えて検討してから改めて…。と、予め即日紹介はしないと決まっている会社がない、とは言えません。

しかし、どこの派遣会社であっても、一つだけ共通している認識があります。すなわち ――良い人材はさっさと確保しておかなければすぐ他所にとられてしまう。ということです。それなのにすぐに仕事の紹介がこなかった人は、その理由について考えたことがありますか?

すぐに派遣されない理由

一つには、派遣会社側の事情があります。派遣会社としてはすぐにでも派遣スタッフとして稼動してもらいたい。しかし、今すぐに紹介できる仕事がない。こういう状況は時期によって偏りはありますが、よくあることなのです。

この場合、登録者の希望する条件とは違っていたとしても、なんとか妥協点を見つけて仕事の紹介をしようと試みるでしょう。希望する条件に完全マッチしないから紹介しない、などと悠長なことを言っていられるほど、派遣会社のスタッフ確保は実は容易ではありません。

希望している休日の曜日が合わない。

就業開始の時刻が希望している時間帯より早い。

時給が希望額より低い。

その程度のことでは、派遣会社は仕事の紹介を簡単にはあきらめたりしません。

希望条件とずれた内容であっても「この人はうちからぜひ派遣したい」と思う人材であれば、断られるのは承知のうえでどんどん話を振っていくものです。

派遣スタッフとしてふさわしくない人物とは

さらには、今回は他の派遣会社からの仕事で決まってしまったとしても、その仕事の契約期間満了がやってきたその後に仕事を紹介できないか、先までの可能性を探ったりもします。

しかし、あなた自身が派遣スタッフとして「ふさわしくない」と判断された場合、話は別です。この場合は、これから先も仕事の紹介はないと思ってまず間違いないでしょう。そう判断されてしまう理由はいろいろあります。

1.受け答えや身だしなみが社会人として不適格である。

→派遣先企業においては、派遣されたスタッフによって派遣会社の質が判断されることになります。

ですから社会人として非常識だと判断される人材をそもそも派遣するわけがありません。

2.希望する条件がいくらなんでも高すぎる、もしくはあまりにも経歴にふさわしくない。

→実力不足、経験不足がはなはだしいのにあまりにも条件を高くし過ぎる人は、自己分析がまったくできていないタイプだと判断されます。

それがイコール仕事ができなさそう、という評価にもつながるのです。

3.派遣という働き方を明らかに軽んじている。

→派遣として就業を開始しても他にいい仕事が見つかった場合、契約を満了しないで簡単に辞めてしまうかもしれないと判断されます。

自分自身を一度振り返ってみましょう

そもそも派遣登録に来ておきながら派遣という働き方を軽んじるような言動、態度をとる浅はかなタイプが信頼してもらえるはずがありません。

自分はどれにもあてはまらないのに仕事の紹介がまったくこない、と憤る人もいるかもしれません。しかし②の「希望する条件がいくらなんでも高すぎる、もしくはあまりにも経歴にふさわしくない」という理由ではじかれた人は、本人にまったくその自覚がないと感じることが多々あります。

自分がそれを希望をするにふさわしい実績を持っているのか、なかったとしてもそれだけの努力を現在しているのかを一度振り返ってみるとよいでしょう。

希望はあくまでも希望ですから何を書いてもそれはあなたの自由です。しかし、失笑をかってしまったら元も子もない、ということをどうぞお忘れなく。