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人もいろいろ企業もイロイロ。就活はコンパみたいなもの

人の性格は個々違うように企業の性質もマチマチである。ただし、ある程度業界で大枠の性格は区分けすることができる。

まず、メーカーと商社では圧倒的に異なる。商社は海千山千の相手と百戦錬磨のビジネスをしている集団であり、威勢の良い積極的な人種が多い。それに対しメーカーはコツコツ研究する地道なタイプが多く、どちらかといえば大人しい人が多い。

こう言った大ぐくりな分け方から業種によって細分化していくと、ほぼ個人個人の性格と同じで会社も多種多様である。その為「就活は合コンで100%気に入った相手を見つける事と同じくらい難しい」と言われる。

折角採用されてその会社に入社しても性格が合わず、アンマッチで辞めてしまうことも多々ある。職探しというのはそれほど難しいという事を肝に命じなければならない。

それにそう簡単に「全く自分にマッチした職場」を探し当てる事も難しいのである。

「就職は結婚と同じ」とも言われる。毎日毎日大半の時間を会社と顔を付き合わせるのである。

毎日の付き合いであるから嫌になったり、マンネリになったりすることもある。会社の嫌なところも見えてくる。でもそのような時にはジッと我慢しなければならない。これが「サラリーマン」と言う結婚生活なのである。

あまりに我慢しすぎて精神的に病んでしまう人もいる。結構タフな生活なのであるが、これは男女の結婚生活にも相通じるところがある。そのため長い間の生活になるのだから、最初に会社を選ぶ時が非常に重要となる。

まず何をするかと言えば、自己分析をして会社との相性に見当をつけるのである。

自分を正直に分析する。次に会社の大体の性格を掴むのである。これが企業研究である。これによってある程度自分の性格と会社の性格がわかるので志望する会社を絞り込んでいくのである。これが最初に会社と出会う新卒もしくは第二新卒の就職活動のコツだと思う。

だが転職になると選り好みができる状況にはないので、条件がもっと厳しくなる。

転職は往々にして応募者が不利な立場にある。採用してもらいたいがために企業に無理に合わせるのであるが、しばらく経つと企業とのアンマッチが大きくなり、やがては転職を繰り返してしまう事になるのである。そのような失敗を防ぐには、自分と会社の相性を徹底して見極める事である。

人もいろいろ、会社もイロイロ。お互いの性格が違うだけに就職や転職活動は難しいのである。

だが、この状況を楽しめるタフさは必要である。なかなか良い会社が見つからない状況でも諦めず納得するまで続けていくタフさが必要であると思うのである。