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ノースキルの学生にも出来る、一発逆転の就職術とは!?

語学の習得もできていなければ、資格取得もない、そんなノースキル学生に興味を持つ企業があるでしょうか。中小企業でも、それなりの能力を新入社員に求めています。

ましてや、安定した企業でも、生涯会社に勤めることが難しくなった規制緩和社会で、どうすれば就職先を探せるのでしょうか。万全の準備を整えたノースキル学生のみに通用する一発逆転の就職術を紹介しましょう。

まず、就職活動の流れを簡単にまとめてみましょう。第1章第一段階は、4年生大学の場合、3年生の9月ごろから始まる就職ガイダンスで、自分の希望する業界の動向や規模などの情報を収集することから始めます。

初期の段階で優良企業の場合は内定を出して人材を囲い込むこともあるので、募集人員の枠がどれくらい残っているか予測することも必要です。

第2段階は、自己分析になります。自己評価を明確にして、自分に何ができるのか冷静に判断します。この結果に基づいて企業から送られてくるエントリーシートの書き方も変わってくるでしょう。

第3段階は、情報収集です。自分の希望する業界のありとあらゆる情報を収集しましょう。就職四季報やインターネット情報、新聞記事なども細かくチェックして、全体像を掴むことが大事です。

第4段階は、資料請求です。具体的に応募した企業には、積極的に資料を請求します。会社案内には、エントリーシートも入っているはずなので、第2段階で練った自己評価に基づいて冷静に書き込んで送付します。

ここで、就活の第1章は終了です。エントリーシートの書き方次第で、第1次選考は終わっているからです。

第2章第1段階のスタートは、会社説明会やセミナーへの参加で幕を開けます。学内の掲示板やパソコンのメールチェック、郵便物の確認など、油断せずに目を配って情報を収集します。

競争率の激しい企業の会社説明会への参加は、情報開示の初期の段階で見つけなければ参加もおぼつかないでしょう。第2段階は、筆記試験対策です。

一般常識だけに限らず、SPI試験などの対策も準備しておく必要があります。偏った性格と判断された場合は、落とされる危険もあるからです。

第3段階は、いよいよ面接です。面接は、どこの企業でも最重要視しているので、面接方式を調べておく必要があります。コンピテンシーモデルを使った面接の場合は、想定問答集を作って万全の準備をしておきましょう。

この一連の流れの中で、ポイントになる箇所は、自己分析を正しくできるかどうかの部分と最終的な面接対策です。ノースキル学生の場合は、ここに勝機を見出して就活することをオススメします。

特に、面接では、熱意とやる気を前面に出した作戦が好印象を与えるので、今までに収集した情報をフル活用して面接に臨みましょう。一発逆転の就活術も、ここに極意があります。

極意の其の壱は、自己PRに特色を持たせることです。体育会系のクラブで活動していたとしたら、後輩指導も担当していたはずです。自分の指導方法に自信があれば、そこをアピールします。コミュニケーション能力、指導力、ユニークさが評価されれば面接を有利に進められます。

文化系のクラブやサークルで活動していた場合は、活動内容と客観的な評価を聞かれるでしょう。オリジナルな発想力は、どの企業でも欲しがる能力の一つです。そのあたりをアピールすれば万全です。

極意の其の弐は、声の大きさです。小さな声では、面接官の目には止まりません。ハリのある大きな声で、自己PRをしましょう。想定外の質問が出ることもあるので、常に冷静に対処できる練習をしておくことも必要です。そのときに、自信がないと受け止められる態度に声の小ささがあります。しっかりと声を出して、面接官の目を見て話しましょう。そこに熱意とやる気を感じてくれれば、この作戦は万全です。

極意の其の参は、独自性を出すことです。企業の資料を収集して分析した結果、自分の適性と照らし合わせて合致する部分があれば、自分の体験をもとに自己PRを企画しておきます。

そこに、会社の事例を落とし込んで、問題解決能力をアピールできれば、独自性で面接官にアピールできます。もちろん、徹底した想定問答を考えてどんな角度から質問が来ても、独自性の根拠が崩れないように訓練しておきましょう。

いずれにしても、ノースキル学生の場合、一番のPRポイントは熱意とやる気です。万全の準備もできないようでは、熱意もやる気も面接官には伝わりません。がむしゃらに準備して、何が何でも入社したいという意思を貫くことが肝心です。