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その仕事、ずっとやりたいと思いますか?転職のベストタイミング

いつ転職するか?

「転職ってよく聞くけど、勇気が出ない」「どうしたらうまく転職できるのかわからない」とお悩みの方は、意外と多いのではないでしょうか。

「私はこの職場で一生働ければ満足!」という方のほうが、もしかすると少ないのかもしれませんね。今回は、筆者が転職を決意した体験談をお話させていただきます。転職をしようかどうかお悩みの方のご参考になれば幸いです。

「前の会社よりいい雰囲気だな」と思っていました

その会社は、私にとって二つめの会社でした。一つめの会社は事務職で、4年ほど勤めていたのですがある日いきなり「あなたはこの仕事に向いてないし、今会社には余裕がないから」と言われ、解雇されてしまったのです。

今考えても理不尽だと思いますが、あのままあの会社にいてもいいことはなかったでしょう。何せ、「30歳までもつ人は、上役に気に入られている人」「社長と女性役員がデキている」なんて噂がまことしやかに立っているような会社でしたから。

しかも、それを否定する人が誰もいなかったなんて……ぞっとする話です。さて、二つめの会社はとても印象の良いところでした。

主に面接を担当してくれた人事の方も、実際に上司になる方も、社長ともお話させていただき、「ここでなら大丈夫そう」だと思えたのです。

とある転職エージェント会社に登録し、そこから紹介されたのですが、同じエージェント会社から就職した方が同じ係りにいるというのも、安心した理由でした。

未経験の仕事ではありましたが、エージェントの話でも面接でも「未経験でも大丈夫!」とはっきりおっしゃっていたので、思い切ってその会社に転職を決めたのです。

おかしなことだらけ

しかし、そこからは「ん?」と違和感を覚えることの連続でした。まず、業務マニュアルがないことに驚きました。「小さな会社だから、作る余裕がない」というのはわかるのですが、何を教えて何を割り振るのか、教える側が全く理解していないのです。

「これやっといて」とだけ言われてもチンプンカンプン……取っ掛かりも何もなしに仕事をしてみたはいいものの、「これはこうやらないとダメじゃない」と怒られてばかり。

専門用語であれば調べることもできますが、その会社の中でしか通じない言葉や仕事のやり方なんて、調べようもありません。

教えてもらおうとすると「えっ……?」と絶句されてしまい、質問するこちらが悪いとでも言いたそうな顔をされ、そでも確認しながらなんとか仕事をしていました。

私が担当することになったのは、その会社でも新しい分野の業務でした。「斬新な視点が必要だから」とのことでしたが、よくよく考えれば何もわからない新人にそんな大切なことを放り投げる方がおかしな話です。

しかし、それを聞いたのは入社した後だったので、私に拒否権はありませんでした。特殊な条件が必要であるとか、それをクリアするためにはどんな工夫が必要か、などなどわからないことの連続です。

それにつまづいてはこっぴどく怒られ、その度に泣いてしまいました。

これだけは許せない!

最も納得がいかなかったのは、有休が勝手に消費されていくこと。もちろん、入社前の説明なんて一切ありません。入社後「勤務日数を調整するためだから」と言われましたが、当然納得できませんでした。

そして退職へ

いかがでしょう?もしこれをお読みになっているあなたが、こんな会社で働くことになったらどうしますか?「そのくらい当たり前だよ」という方も、「そんなところだったら辞める」という方もいらっしゃるでしょう。どちらが正解かということはありません。

私は結果として退職を選びました。なぜなら、「説明されておらず、納得できないことがあまりにも多かった」からです。

仕事をするには、双方の信頼と納得が必要です。「雇ってもらっているから、我慢は当たり前」と考えずに、自分の中で「これは許せない」という線を越えたら、転職活動を始めてもいいのではないでしょうか。