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新入社員の方へ。期待しているのは経過ではなく「結果」です

「働く」ってどういうことか分かりますか?

いきなり哲学みたいですが…新卒で入社したみなさんにとっては、どういうことなのか、まだはっきりとは理解できていないと思います。

でも、安心してください。最初から理解して入社してきたとは、誰も思っていないから大丈夫です。そもそも、この問いかけに不正解なんてありません。

生活のため…自己実現のため…答えは人それぞれです。それぞれが持っているその答えが、正しいのです。

会社では、自分で答えをみつけましょう

学生時代は、学校や先生がなんでも教えてくれました。分からないことがあるか、出席日数は・成績は足りているか、こちらが言わなくても気づいて声をかけてもらっていました。

しかし、会社は違います。いつまでも教えてくれるのを待っていても、誰も教えてはくれません。何が分からないのか、どうすればいいのか、は自分から確認しなくてはいけません。学校みたいに、手取り足取り、一から教えてくれる場所ではないのです。

学校の先生は、教えるのが仕事です。上司や先輩は、あなたに仕事を教えるのが仕事ではありません。お客様のためや会社の利益に貢献できるよう働いているのです。

教えてくれるのを待っていても、みんな自分の仕事があります。声をかけてくれるのを待っていても、何も進みません。分からないことがあれば、「自分から質問をしに行く」このことを習慣にしましょう。

結果に対してお給料が支払われるのです

そして、もう一つ、学校と会社の大きな違いは、結果によってお給料が支払われるということです。学校では、テストの点数が思うように伸びなくても、普段の授業態度が反映されてきます。

それが、会社だとどう評価されるのか、というと…

「与えられた仕事はできて当たり前」

なのです。

もっと言うと、期限前に仕上がって、初めて当たり前と言われるのです。期限を過ぎてしまったら、仕上がったとしてもできていないのと同じです。

また、相手の期待値を下回った仕上がりでも、できていないのと同じことなのです。ですから、どんなに自分は頑張って結果をだしたとしても、それが相手の期待に沿うものでなければ、結果はでていないのと同じです。

「相手の期待にあった仕上がり・結果を自分で導きだす」

そうして、初めて評価をされます。そのため、相手によっては同じ結果でも受け取りかたが違います。同じようにしても、喜んでくれる人もいれば、怒る人もいる…何が正解かは相手によって違うのです。

ですが、仕事は決して怒られないようにするものではありません。相手に喜んでもらうようにするものです。会社では自分がした仕事に対して、お給料としてお金をいただいています。

満足したから、お金をいただけるのです。先にお金をいただいてから、仕事をしているのではありません。正々堂々と、これなら喜んでもらえると、自信を持っていえるだけの結果をだしましょう。それがもし、相手の期待とは違った結果だとしても、その経験は必ず次に活かせます。

何が正解かは相手しか分からないのです。最初から、正解ばかりのワンパターンな結果しかだせない人よりも、期待に応えられず試行錯誤し、いろんな結果の出し方を知っている人のほうが、どんな仕事でも対応できそうに感じませんか。