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人事をうならせる履歴書の書き方!知るだけで出来るそのコツとは!?

企業の面接にエントリーする場合、ネットを使ってエントリーシートに書き込むだけでなく履歴書を必要とする会社もあります。1次選考は、この段階から始まっていますから、しっかりした対応をしておく必要があります。

特に、志望の動機については、面接で徹底的に聞かれます。特技についても聞かれるかもしれません。そのことを意識して履歴書を書けば、2次の面接につなげられる可能性が高くなります。

採用担当者は志望動機だけで人物像を見抜く

人事課では、新卒を採用するにあたって、すべての書類に目を通して選考します。履歴書の場合は、手書きであるだけに、丁寧さを評価の対象としているところもあります。

ミミズの這ったような字でも、鉛筆で下書きした上で書いたものなら丁寧さから熱意も伝わってきます。写真にしてもスピード写真ではなく、きちんとした写真館で撮った写真であれば、それなりの誠意も伝わります。

しかし、肝心なことはそれだけではありません。履歴書の裏面にある志望の動機、特技、好きな学科などの項目は、中途半端な気持ちで書いてはいけません。どんな面接官も志望の動機を見ただけであなたの人物像を見抜きます

会社にもよりますが、いついつまでにどのような切り口で仕事をしたいか、というような具体的な目標と期限を切った志望の動機を書くことが大切です。なぜなら、面接官は、プロとして将来的に利益を生む人間を探しているのですから曖昧な夢に傾いた動機では1次選考で落とすしかないからです。

面接官が興味を持つような内容を具体的に書く

志望の動機を書くうえでアドバイスするなら、プライベートなことに傾いた動機やその会社を次のステップにしようとする意図の見えることを書いては必ず失敗します。1次選考で落とされることは確実です。

では、どのように書けば面接官の心象をよくすることができるでしょうか。

最近の面接では、コンピテンシーモデルを使った面接が多いので、そのことを意識した動機を書きましょう。先ほど書いたように、具体的にいついつまでにどのような切り口で、という書き方がベストです。

例えば、編集者の仕事に就くために履歴書を書いたとして、例文を示してみましょう。

御社に入社を希望したのは、大手の出版社というステージで、入社10年以内に中央偏重の社会的風土に変革をもたらすためであり、地方の文化の創造を担える創作者を発掘して育てることを目標としています。

そのためには、編集者としての技術を磨き、常に新しい情報を収集し、御社のステータスを高めるよう努力します。

大学時代には、300冊以上の古今東西の名作を読破しました。全ては、御社とともに夢を実現させるための準備です。一流の編集者になることが私の夢です。

面接官は、具体的な期限を切って、独自の切り口を持ち、大学時代に300冊の名作を読破した実行力を評価するでしょう。

目標が具体的なほど、会社としては育てがいがあるものです。即戦力ではない大卒をどこで評価するかは、決まっています。将来性です。

さらに、例文には、2次選考の面接で面接官が興味を持つような内容が盛り込まれています。

しかも、コンピテンシーモデルを使った面接では、動機の明確さ、協調性、行動力、成果のサイクルを評価するので、その全てが例文には盛り込まれているところに注目するでしょう。企業の面接官は、人物選定にあたって曖昧な評価をしません。ただ、使えるか、使えないかの二者択一あるのみです。

2次面接での想定問答を用意しておく

それぞれの業界で面接の方法も違いますが、1次選考では、間違いなくどこの企業も志望の動機に注目しています。

面接官をうならせるような志望動機が書けていれば、2次面接でも優位に内定を取れる方向に進むでしょう。

さらに、2次面接では、熱意ややる気のボルテージの高さも判断基準になってきます。志望動機で書いたことをもっと具体的に掘り下げて、志望した企業の考え方とすりあわせる作業も必要になります。

どんな方向性から質問が来ても答えられるように、想定問答を用意しておくことをオススメします。

特技についても、同様です。具体的な意図があって書くのですから、その特技が志望した会社にとって役立つ能力であることを強調できるように準備しておきましょう。

このことについても、面接官から詳しく聞かれるはずです。振り落とされないための戦術として、その特技に磨きをかけておくことも必要です。その場でできる特技ならやらされるかもしれません。シビアに自己評価して面接に臨みましょう。