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内定がとれないと嘆く前に、本当にやりたいことが分かってますか?

「内定」

たった2文字の言葉に、どれだけ振り回され、落ち込み、喜びを噛みしめたことか。今、思い出しても就職活動中は「内定」さえとれればいいと思っていました。

売り手市場と言われていたけど…

筆者が就職活動をしていた○年前は、景気が回復し始め世間では売り手市場と言われていました。その為、就職氷河期と言われていた時代に就職活動をしていた先輩方からはとても羨ましがられたのを覚えています。

だからと言って、私自身は売り手市場を実感したことは一度もありませんでした。いくら売り手市場と世間が騒いでいても、バブル期とは違います。

企業だって生き残りに必死なのです。誰でもいいわけではありません。実際に、筆者だって初めて内定をいただくまでは不採用通知が何十社からもきていたのですから。不採用になったからといって落ち込む必要はない

よく聞く言葉ですよね。今となってみれば、その言葉の意味は分かります。でも、あの頃はそんなことを言われても、傷つき、落ち込んでいました。

周りには内定をいくつももらっている子がいたり

就職活動を終わらせ、バイトに明け暮れている子がいたり

そんな周りと比べてはまた落ち込み…だんだんイヤになってきていたのを覚えています。それでも、そこで諦めずに自分と向き合い、自分に合った会社を探し続けたからこそ入ってよかったと思える会社に入社できたのだと思います。

落ち込むなとは言いません

不採用になったとしても、自分が否定されたわけではない

たまたまその会社とは縁がなかっただけ

説明会などでよく聞きませんか?確かにその通りです。日本だけでも何千社と会社はあります。新卒で入れるのはその中のたった1社です。それを決めるのですから、自分の雰囲気と合わない会社があって当然です。

会社側としても、入社してからやっぱり合いませんでした…で辞められては困るのです。ですから、決して学生のみなさんの人格を否定しているわけではありません。その会社で働いている人たちの雰囲気と合わなかっただけです。

ただ、頭では分かっていても、実際に不採用になれば悲しいものです。落ち込みもします。そこでみなさんには、もう一度考えて欲しいのです。

その会社で本当は何がやりたかったのか、どんな働き方がしたかったのかを。そして、それはその会社でなければできないことでしょうか。もしくは、ただ憧れだけで入りたいと思ったのでしょうか。

何度自己分析をやり直しても、やりたかったことを考え直しても、どうしてもその会社じゃないとダメなんだということなら、もう一度だけチャンスをもらえるようお願いしてみてはいかがでしょうか。(面接よりも前の段階で不採用となったのなら、この手段は通じないと思いますが…)

本当にその会社でやりたいことがあるのなら、その熱意は悔いのないようぶつけてみてください。それがきっかけで、もう一度面接をやり直してくれるかもしれません。

しかし、自分のやりたいことがわからなくなったのなら、何をしているときが一番楽しいのか自分を見つめなおしてみましょう。

これから入社して働いている期間は、今まで生きてきた期間よりも遥かに長いのです。自分にあった会社を見つけて、よりより社会人ライフを過ごしましょう。