• RSS

意外といろいろやってます!自衛隊の普段のお仕事内容に迫る!

自衛隊のお仕事

震災を始めとした災害のとき、頼りになる自衛隊。そうした有事の際には救助や食料の配布、避難所の建設などさまざまな仕事をされていますが、普段は一体どんなことをしているのか知らないという方は多いのではないでしょうか。

今回は自衛隊の普段のお仕事についてご紹介します。

災害用の練習はしていない!?

まず、自衛隊のお仕事は全て「訓練」です。これは陸上、海上、航空全ての自衛隊に共通です。基礎的な体力づくり、いわゆる筋トレに始まり、銃の撃ち方や格闘技術など、いざ戦闘になった際の訓練がメインになります。

もちろん、自衛隊は対外戦争をすることはできませんので、これは全て国土防衛のためのもの。普段練習していないと、いざというときに働けないからです。

それでは、災害時の救助などの練習はいつやっているのでしょうか?実は、「災害を前提とした訓練はしていない」のだそうです。戦闘に関する訓練がそのまま、災害時にも役立つんですって。

意外かもしれませんが、確かに体力や筋肉がなくては救助活動はできそうにないですよね。

こんな仕事もやってます、音楽科

ところで、自衛隊の中に「音楽科」という科があるのはご存知ですか?その名の通り、行事や被災地慰労などで音楽を演奏する部隊のことです。

秋には毎年自衛隊音楽まつりをやっていて、クラシックだけでなくポピュラーな音楽も演奏しています。部活や同好会レベルではなく、音大の卒業者の中でも特に優秀な方しか入れないという狭き門。

Youtubeなどに動画が出ているので、ご興味のある方はぜひ見てみてくださいね。最近だと「女々しくて」など、意外と茶目っ気たっぷりな選曲をしていますよ。たまに声楽科出身の方が素晴らしい歌声を披露していることもあります。

もちろん、音楽科所属の方も自衛官ですので、射撃訓練なども行っています。音楽科の他にも、自衛隊の仕事をバックアップする仕事がたくさんあります。会計科などの事務関係や医科など衛生関係がそうです。職種は細かく分けると50種以上もあるとか。

厳しい仕事だけに、誇りをもってらっしゃいます

自衛隊に関しては様々な立場から議論が起こることもありますが、皆さん誇りを持ってお仕事をされています。駐屯地(いわゆる「基地」のことです)の前でデモが起きたり、テレビ番組で面と向かって「自衛隊は必要ないと思いますが、ご自身ではどう思いますか?」なんて辛らつな台詞を言われてしまうこともあるのです。

これは実際にあった話ですが、そのコメンテーターに対して自衛官の答えは「そういう方も守るのが、我々の仕事です」だったそうです。筆者は自衛隊の方にお世話になったことはありませんが、この話を聞いたときとてもカッコいいと思いました。

プライドを持っていなければ、こんな言葉は出てきませんよね。

募集条件は自衛官応募ナビでチェックしよう

さて、最後に就職マガジンらしく、自衛隊の応募要項についてお話しましょう。といっても、自衛隊にはさまざまな雇用形態があるため、条件がとても複雑です。筆者の認識違いで皆さんにご迷惑をおかけしては申し訳ないので、代わりに便利なページをご案内します。

「自衛官募集ホームページ」を検索してみてください。ここに「自衛官応募ナビ」という検索システムがあります。

年齢・最終学歴・居住地を選ぶと、今応募できる職種や学校が表示されるので、一目でわかりやすくて便利ですよ。いろいろな条件で試してみましたが、一概に「大卒だからいろいろ応募できる」というわけではないようです。

居住地や時期も影響してくるようなので、検討している場合はこまめにチェックしてみてください。表示された項目を読んで、興味が出てきたら動画を見たり、資料請求をしたりして詳しく調べてみるといいでしょう。担当の地方協力本部(支所のようなものです)に電話してみるのも良いと思います。