知らないうちに、失敗を人のせいにするクセついてませんか?
仕事をしていれば、どんな小さな失敗でも経験したことがない人なんていないでしょう。人間なんだから誰だって失敗はあるものです。その失敗から多くのことを学んで日々成長していることでしょう。
ただ、誰もが失敗するとはいっても、実際に失敗をするのは苦いものです。厳しく怒られることもあるでしょう。
悔しくてやりきれない思いを抱えることもあるでしょう。それでも、反省し次に活かすからよりよい人生を歩めるというものです。
その貴重な機会を人のせいにして、せっかくの成長のチャンスを逃していませんか?
自分のことは案外見えてないものです
自分が何かミスをしたとき、きちんと反省できていますか。しっかり反省しているという方もいれば、できていない方もいるかもしれません。
「○○さんが話しかけてきたからそれをやるのを忘れちゃった」
「○○さんがああ言ったからこっちにしたのに」
「○○さんが…」
「○○さんが…」
ミスを指摘されたとき、知らず知らずのうちに誰かの名前を挙げていませんか。誰かが実際にミスをしたときは厳しく怒るのに…
もう一度よく振り返ってみてください。自然とこうした言い訳をしている状態では、自分で失敗の責任をとっているとは言えません。
例え失敗をするきっかけが他の誰かにあったとしても、それを食い止められなかったのはあなた自身です。あなたの行動に落ち度があったからミスが起こったのです。まずはしっかりとその現実を受け止めてください。
もう一度言います。
失敗は誰のせいでもなく、あなたの力不足が原因です。
なぜ失敗を活かせないのですか?
失敗をしたときは誰もが反省をすると思います。しかし、反省をしたままで終わる人がほとんどです。あのときああしてしまったから、こうしておけばよかったのに…など。
反省をすることは必要です。それでも、そこから何も学びがなければ意味がありません。失敗をしてしまったのは、どこを見落としてしまったからなのか、どんな知識が足りなかったのか、しっかりと原因を突き止めましょう。
そして、その原因を解決するにはどうすればいいのか考えましょう。今までのやり方では見落とす部分がでてきてしまうのなら、チェックができる個所を増やしましょう。
知識不足なら、その部分について詳しい人に聞くなり、自分で勉強するなりして知識を増やしましょう。誰かに依頼した仕事でミスがあったなら、あなたの伝え方に問題があったのです。
相手にきちんと伝わったか確認しましたか。一方的な指示では相手が理解しているとは言い切れません。失敗の原因を探り、その問題を解決していくことで人は成長していきます。
いつまでも誰かのせいにしていれば、あなたの成長はありません。失敗は悪いことではありません。そこから何も学ばず次に活かさないから同じ失敗を繰り返すのです。しっかりと自分の失敗と向き合い、糧にしていきましょう。