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海外移住パプニング集!価値観・言語の違いが生む、問題の数々!

日本の常識=海外の非常識

海外に移住してビジネスを始める人は、まず外国と日本は全く違う場所だということを意識しなくてはなりません。どちらがいいとか悪いとかいう話ではなく、違いがあるということが理解できていないと「ここの奴らはなんて非常識なんだ!」なんて無駄にストレスを溜めることになってしまいます。

外国にもアジアやヨーロッパ、ラテンアメリカなどいろいろありますが、日本がどの国とも違う点は二つ。ほぼ単一民族国家であることと、無宗教です。この二つがそろっているのはおそらく世界中で日本だけでしょう。

外国では移民や混血の人が日本よりもずっと多いですし、各自の信仰する宗教があって当然。その二つが結びついて、いろいろな考え方や習慣が存在します。

逆に、敬虔なキリスト教徒からすると「日本人ってクリスマスをお祝いするのに、神道のお正月も祝うのは何で?」というように見られています。ですから、日本にいるときよりずっと宗教的なことには気を使わないといけません。

いわゆる「南の島」のイメージが強いフィジーやグアムなどでもそうです。一見のんきそうに見えますが、独自に季節ごとの行事や習慣が存在します。

いちいち「日本と違うからできない、やらない」ではいつまで経っても現地に溶け込めません。すぐに現地の人と同じようにやるのは難しいでしょうが、受け入れられるよう頑張りましょう。

やっぱり言葉の壁はある

さて、次に大きいのは言葉に関する壁です。ある程度会話に慣れていたとしても、ちょっとした発音の違いで意味が伝わらないことはよくあります。日本語で言えば「橋」と「箸」はアクセントが違いますよね。英語で例を挙げてみましょう。

お米を買いたくて、お店に行ったとします。しかし初めて来るお店なので、お米売り場がわかりません。店員さんに"Where is rice?"と尋ねても、答えが返ってきませんでした。

何故でしょうか?

この場合、"rice"の発音が"lice"(louse=シラミの複数形)に聞こえてしまい、「店でシラミを売ってるわけないじゃないか」と思われてしまった可能性があります。

あまり良い例ではありませんが、RとLの違いは日本人がよくつまづくところなので挙げてみました。発音に自信がない、まだ喋りなれていない場合は筆談できるよう、いつでもメモ帳とペンを持ち歩いたほうがいいかもしれません。

慣れようとする意識が大事

このように、移住となると旅行に行くよりさまざまなトラブルや壁にぶつかることが考えられます。しかし、諦めず現地に慣れようとする姿勢が何より大切です。

移住暮らしが長いと、逆に日本人の欠点が見えてくるそうですから、やってやれないことはありません。一度移り住んだからには、簡単に帰国を選ばないようにしたいですね。